脳腫瘍
どんな頭痛?
脳腫瘍の時の頭痛の特徴
1)他の様々な症状を伴っています。
2)頭痛は必発ではありません。
3)何週間・何ヶ月のあいだに次第に頭痛の程度がひどくなります。(進行性)
4)持続性の重苦しい頭痛です。
朝起床時に頭痛がひどく、起きだすと少し楽になります。(早朝頭痛)
他の様々な症状にはどんなものがあるの?
1)吐き気、嘔吐 : しだいにひどくなります。また、ふつう嘔吐する時はまず吐き気があってから次に嘔吐するものですが、脳腫瘍の場合は吐き気もないのに突然吐いてしまうことがあります。
*眼底検査でうっ血乳頭(目の奥の視神経乳頭というところが腫れる症状)がみられます。頭痛・嘔吐・うっ血乳頭の三つの症状は頭蓋内圧(頭蓋骨の中の圧力)が亢進したために起こる症状です。
2)脳腫瘍ができたことにより、その部分の脳の機能が障害されます。このために出てくる症状には次のようなものがあります。
けいれん(特に、大人になってからはじめて起こったもの。)
手足の麻痺
ふらつき
言語障害(ろれつが回らない、物の名前がいえないなどさまざま。)
ものが二重に見える
視力低下
視野狭窄
ぼんやりしてくる
周囲に対する無関心
デジャビュー(目の前のシーンを、昔どこかで見たことがあると感じる。)などなど
また、これらの症状の頻度や程度がしだいにひどくなります。(進行性)
脳腫瘍にはどんな種類があるの?
脳腫瘍とは、脳の本体にできる腫瘍だけでなく、頭蓋内にできるものも含みます。
また成人の場合、脳腫瘍の約50%は良性です。
神経膠腫(しんけいこうしゅ、グリオーマ): 脳本体からできる腫瘍です。けいれん、手足の麻痺、言語障害など様々な症状がみられます。
髄膜腫(ずいまくしゅ) : 脳を取り囲んでいる膜(2で説明しましたね。)からできる腫瘍です。
聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう) : 聴覚や平衡感覚をつかさどる神経からできる腫瘍です。難聴・耳鳴り・平衡障害(ふらふらする。)などの症状がでます。
下垂体腫瘍(かすいたいしゅよう) : ホルモンを分泌する下垂体というところからできる腫瘍です。一般に良性ですが、脳腫瘍が様々なホルモンをじゃんじゃん分泌するので、ホルモン過剰によるいろいろな症状がでます。例)末端肥大症、無月経、乳汁分泌など
転移性脳腫瘍(てんいせいのうしゅよう) : つまり、ほかの臓器のガンが脳に転移したものです。肺がん、乳がんからの転移が多いですね。

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