不要になった妊娠準備の状態が、生理という出血で解除される
子宮内膜は、排卵から約2週間かけて、受精した卵子が着床できる態勢を整え厚くなります。しかし、妊娠しなければ、不要のものです。たっぷりと含まれた血液も鮮度を失っていきます。そこで、定期的に厚くなった子宮内膜が子宮からはがれて、体外へと排出されます。つまり、次なる妊娠準備のために、古くなった子宮内膜を廃棄するわけです。このときの出血が、生理です。健康であれば、決まったサイクルで毎月おこなわれます。
★チェックポイント
- 生理のメカニズム
子宮内膜が栄養豊富な血液で厚くなる
→受精卵が一定期間に着床しない
→次の着床準備開始
→子宮内膜に蓄えられ古くなった血液を子宮内膜とともに廃棄
→生理出血
受精卵が着床すれば、子宮内膜はそのままの状態で受精卵の栄養源となり、出産後まで生理は起きません。いわゆる妊娠です。
生理の出血は、子宮内膜、頚管粘膜、外陰部皮脂腺の分泌物、膣の分泌物などが混じっているため、暗赤色で粘り気があり、特有な臭いをともないます。そのため昔の医師は、汚い血が女性には流れていて、それが周期的に体外に溢れだすと考えたようです。
医師がそう考えるくらいですから、一般の人々はなおさらです。女性を男性より低くみる要因になったり、また生理中の女性は不浄なものと決めつけて(不作、凶作につながるなどとして)農機具などに触れることを禁じたり、祭礼に出席させなかったりと、ひどい扱いをされたようです。日本では、地方によっては戦後(1950年代)でも、まだそのような扱いが残っていたようです。
医学の発達とともに、生理のメカニズムも解明され、子孫繁栄という大切な役割を担った女性特有のメカニズムであることが、広く理解されるようになりました。生理は不要なものが排出されますが、不浄なものではありません!!
女性の体は、妊娠、出産できるように、周期的なリズムをもっています。約28日が1サイクルです。ホルモンの分泌により卵胞が大きくなって排卵します。子宮が受精卵の生育のための準備をします。受精しなかった場合や、受精しても妊娠しなかった場合には、子宮で準備されたものすべてが一定期間(約2週間)をおいて出血と共に体外に排出されます。これが生理です。女性の体はホルモンの働きによって体温にも変化が起こります。
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