生理痛は病気じゃない!!      トップに戻る

●病気と健康 ● 伝統医学で生理痛に克つ!!  第 1 回

 
   
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生理痛は病気じゃない!! でも、なぜこんなに悲惨なの?

20年近くも毎月のように激痛とつきあってきたMさん(30歳・ミュージシャン)は、救急車で病院に運ばれたことも一度や二度ではない。診断では「子宮後屈」(後述)といわれた。

だからといって「生理痛は治る」といわれたわけではない。「体質なので、妊娠・出産しないと治りません」と、医者は言い放ったのだ。

「これって、医者が患者にいう言葉かい!!」

と、キレそうになるが、

「そういえば『生理痛』って病気じゃないんだよな。てことは、私は患者じゃない……」

そう思うと、よけいに腹がたったのを、いまでも忘れないMさん。

「妊娠しろ、出産しろって、テメエは何様だ!!」

 
   
   
 

Mさんを毎月襲う下腹部の激痛は、生理の初日から2〜3日間がヤマ。12歳で初潮を向かえ、レディへの第一歩を踏み出したのはいいのだが、なぜか“月よりの使者”は「激痛」というとんでもない“従者”を引き連れてくる。

おかげで学校や会社を休まざるを得ないことも幾度となく繰り返された。

「お願いだから、『激痛』だけは連れてこないで!!」

Mさんの場合、生理の始まる前、つまり月経前の症状としては、

「情緒不安定、軽い腹痛、神経過敏、プチ(ちょっぴり)うつ、物を磨きたくなる、強烈な食欲、普段はあまり食べない“甘いもの”が食べたくなる。そして、極めつきが、『霊感が冴えわたる』」

とか。

これらの症状は、生理が始まると「軽い腹痛」が「激痛」に変わり、その他の症状はウソのようになくなってしまうのだ。替わって生理中に訪れる症状は、

「貧血、視力低下、腰痛、倦怠、眠気、そしてハレぼったい目」。

婦人科に関係する病気は別段ない。

生理が始まっての激痛時、3日間はボルタレン錠(熱をさげたり、痛みや炎症を抑える薬))を服用する。

「そうすれば、なんとか動けるから」

そんな生活を続けていたMさんが、TCMと運命の出会いをしたのです。

 
   
   
 

生理中の腰痛は約50%、全身倦怠は約40%。
そして、生理痛では実に70%近くの女性が苦しんでいる!!

少し古くなりまずが、1999年11月に厚生省(現・厚生労働省)児童家庭局母子保健課が出した「生涯を通じた女性の健康施策に関する研究会」の報告書をみてみましょう。

全国各地域に居住する8〜64歳までの女性2万7106人に対しておこなわれた月経(報告書は“月経”と表記していますので、そのまま引用します)に関する調査(MSG研究会:月経研究会 1990年)では、月経による身体的不快症状は、月経前では腹痛が45.5%、腰痛が31.6%でした。そして乳房緊満感は15.4%で、月経中より緊満感を感じる人が多いようです。

月経中の症状では腹痛の67.3%がダントツで、次いで腰痛の46.3%、全身倦怠感の36.3%などが顕著であるとしています。

月経前、月経中の気分の変化については、月経前は、「いらいらした」(40.3%)、「気分の変化はなかった」(39.7%)、「怒りっぽくなった」(28.3%)が多く、月経中は「いらいらした」(35.5%)、「憂うつになった」(30.8%)、「気分の変化はなかった」(24.8%)となっています。

月経の症状については、非常に苦痛であるという人が22.6%で、とくに16〜18歳が多くなっています。一方、苦痛でないという人は、わずかに11.8%でした。

月経痛への対応としては、「横になって休む」が48.9%、「我慢する」が43.3%など、消極的な対処法が高率であり、「身体を暖める」「指圧やマッサージをする」「体操をする」などの積極的な対処法をおこなっている人は少ないようです。

「鎮静剤(痛み止め)を服用する」人は30.2%いるのですが、医師に相談するという人は、なんと0.7%でしかありませんでした。

●次回予告●

これらのデータをもとに、もう少し「生理痛」についての現状をお話ししましょう。

 

 
 

 

 

 

 

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