ハーブのもつ生体防御機能の活性化作用と 抗酸化作用に注目!!最近になって再びハーブに注目が集まりつつあります。ハーブが生体防御機能の活性化作用と抗酸化作用を有していることが理由であり、こうした働きによって現代社会に急増しつつある心身症や生活習慣病、あるいは慢性疲労などに対処することが可能であるためです。 生体防御機能は、人間でいえば、人間本来の、年齢相応の、生物的にベストな状態を保とうとする生命維持機能です。自然治癒力もその範疇です。自分の体のものではない異物の進入に対しての、たとえば抗原抗体反応、免疫力なども含まれます。 三重大学の臨床研究ですが、健康な男子学生6人に、片手に鉄アレイを持たせて25分間、正座をしてもらい、5分ごとに唾液採取をしてストレスによる免疫抑制の変化(ストレス緩和効果)を測定したデータがあります。実験はシトラス系の香りを適当な濃度で与えた場合と香りなしの場合を測定しています(正座開始直前の唾液を基準)。結果、香りなしの場合は5回の計測とも基準値以下で推移しているのに対し、香りを与えた場合は3回目の計測以降、基準値を上回って右肩上がりに推移しています。 結果、「シトラス系香料の香りには、ストレスによる免疫系の抑制を効果的に回復させる働きがある可能性が示唆された」のです。つまりは、生体防御機能の活性化を意味しています。 抗酸化作用は、酸化、つまりは腐敗や老化を食い止めようとする作用です。酸素は生物にとって、なくてはならないものです。栄養素と一緒に体内で完全燃焼し、エネルギーに変換されればいいのですが、その過程で活性酸素が発生します。活性酸素は増えすぎると細胞や遺伝子を傷つけてしまうのです。つまり、細胞レベルでの酸化が起きるのです。ということは、人間でいえば老化が早まるということです。動脈硬化などの生活習慣病、あるいは痴呆といった諸症状も、老化の一発症形態なのです。 
加齢とともに、体内の活性酸素の量は増える傾向にあります。何百種類とあるハーブには、共通する成分として、活性酸素を除去するSOD(活性酸素除去酵素)の働きをする成分が多量に含まれています。食後のハーブティーを楽しむことは、活性酸素を効果的に除去することにもなります。ハーブの特性を理解したうえで、いろんなハーブティーを生活の彩りとして、楽しんでください。楽しむことで、老化が防げるのですから。 ある実験データによりますと、抗酸化度の高いものとして、ローズマリー、セージ、タイム、あるいはオレガノ、ジンジャー、ナツメッグなどがあげられています。昔、70歳になるハンガリーの女王が、ローズマリーの化粧水で若さを取り戻し、隣国のポーランドの国王から求婚されたという話があります。この化粧水の処方は、「ハンガリーウォーター」として、今日まで伝えられています。 ★チェックポイント
- ハーブは、体をベストな状態に保とうとする生態防御機能を活性化する
- ハーブは、体を老化させる活性酸素を除去する
- 抗酸化度の高いハーブ
ローズマリー、セージ、タイム、オレガノ、ジンジャー、ナツメグなど 生体防御機能の活性化作用、抗酸化作用は、ストレスから心と体を解放してくれます。「慢性疲労」はストレス社会に生きる現代人に多くみられる症状です。一種の生活習慣(社会・会社生活も含む)からくる悪影響といってもいいでしょう。アロマテラピーを、新たに生活習慣のなかに取り込んでみてください。生活習慣を変える糸口にするのです。そうすることで、あなたの「慢性疲労」改善への道筋は必ず見えてきます。 ●次回予告●いよいよ「慢性疲労」のケーススタディ(症例)です。代表的な症状を、ご紹介いたします。
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