睡眠障害と不眠症(その13)      トップに戻る

不眠症とは何か?

 
  
 
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不眠症とは何か?

前回、様々な不眠の原因をみてきました。そして長期不眠つまり一ヶ月以上不眠が続く場合に治療が必要であることをいいました。では、不眠症と「症」がついた不眠とはどのようなものを指すのでしょうか日本睡眠学会のホームページに不眠症の定義がありますので解説しましょう。

 

まず不眠のあらわれ方には4種類あることが書いてあります。

 

入眠障害:寝つきが悪いことです。

中間覚醒:夜中にすぐ目が覚めてしまうこと。

熟眠障害:眠りが浅く熟睡感が得られない。

早朝覚醒:朝早く目が覚めてしまう。

 

以上のような症状が週2回以上のペースで一ヶ月以上続くわけですね。だから、つらくてつらくてしょうがない。昼間ボンヤリしてミスは多いし困ったナァ。というように、社会生活または職業的機能が妨げられるもの

と、こんなふうに学会では不眠症を定義しております。

 

こういう不眠症のうち病気などの明確な原因がないものが「いわゆる不眠症」なんですね。そして、その大部分は「精神生理性不眠症」と呼ばれるものです。では、この「精神生理性不眠症」について少し解説します。

 

つまり最初、何かの原因で眠れなかったとします。そしてそのことが原因でトラブルがありました。そうなると、また睡眠不足が原因で何かトラブルがあるんじゃないかと睡眠を過剰に意識してしまうわけですね。

 

さあ、こうなると悪循環です。不安と緊張からますます眠れなくなってしまいますし、眠れないとますます焦って眠ろうとします。さらに睡眠に関係する行動、つまり寝室に入ったり寝る前の歯磨きをしたりするだけで条件反射的に睡眠を強く意識してしまい、もう地獄です。

 

すでに、きっかけとなった不眠の原因がなくなってしまっても本人の頭の中は睡眠に対する恐怖でいっぱいですから、不眠症はますますひどくなる一方です。一般には神経質な人がなりやすいということで「神経質性不眠症」とも呼ばれます。

 

さて、このへんで皆さんの不眠がどの程度かをチェックしてみませんか?アテネ不眠尺度にアクセスしてみてください。(目次のページからアクセスできます。)これはWHOのプロジェクトが作成したもので世界共通の不眠症判定法です。

 

 

 

 
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