睡眠障害と不眠症(その8)      トップに戻る

睡眠と年齢

 
  
 
  前のページ 目次 次のページ  
 

 

睡眠と年齢

 

一生を通じて睡眠がどのように変化するんだろうかというお話です。まず赤ちゃんから。

 

赤ちゃん(1歳ぐらいまで)

 

赤ちゃんというと、いつも気持ちよさそうにスヤスヤと眠っているようなイメージがありますよね。実際にそのとおりなんで、3〜4時間ぐらい眠ると目が覚めて、おっぱいを飲んでオムツを交換してもらってまた3〜4時間眠って、という繰り返しなんですね。こうやって一日中断続的に眠るのを「多相性睡眠」といいます。わたくし目がさえて眠れない時なんか「あ〜ぁ、赤ちゃんはいいなあ」などと思わずつぶやいてしまいます。

 

赤ちゃんの睡眠のもうひとつの特徴はレム睡眠の割合が50%位と非常に多いことです。胎児の場合レム睡眠はさらに多く75%位を占めていますから、レム睡眠というのは脳神経を作ることと関係があるのかもしれませんね。

 

幼児

 

脳が発達してくると眠りは夜が中心になってきます。だけど昼間の睡眠は昼寝という形でまだ残っているんですね。幼稚園では必ずお昼寝の時間がありますが、あれは伊達や酔狂ではなくてちゃんと自然の摂理に従っているんですぞ。

 

また、小さい子の睡眠は爆睡の割合が非常に高く、グウグウ眠って成長ホルモンをじゃんじゃん出します。ところでレム睡眠はというと、大人の平均の20%位に徐々に近づいていきます。脳みそ建設も終わりというわけですね。

 

子供〜思春期の頃

 

この頃になると、睡眠は夜だけになります。夜間のみ眠るのを「単相性睡眠」と呼ぶんですね。子供はいったん眠ると熟睡して成長ホルモンをじゃんじゃん出します。また睡眠時間に関しては、子供のうちは長いのですが年齢と共に短くなり20歳頃には7時間位になります。

 

その後、成人の場合

 

夜間のみ眠る「単相性睡眠」で、だいたい7時間ぐらい眠ります。

 

高齢期

 

年とともに、睡眠時間は短くなり、だいたい6時間位になります。また熟睡の割合も低くなり睡眠の途中で目が覚めてしまういわゆる中途覚醒が増えてくるんですね。高齢者の脳波を見てみると第三段階・第四段階のあのグウグウ期がかなり減っています。脳にある睡眠維持機能が衰えてくるためなんですね。若いときのように爆睡したくてもなかなかそうはいきません。

 

また、昼は昼でしょっちゅうウトウトと昼寝をするようになります。こちらは脳の覚醒機能が衰えるためです。さらに、夕方頃から眠くなってきて8〜9時には寝てしまい、朝は3〜4時にはもう起きだしてくるというお年寄り特有の睡眠リズムになってきます。

 

 

 

 

 
      前のページ 目次 次のページ

       トップに戻る

     
  
 
 

※無断複製・転載・放送等はお断りいたします