睡眠障害と不眠症(その6)      トップに戻る

睡眠と脳波(レム睡眠とノンレム睡眠)〜その1

 
  
 
  前のページ 目次 次のページ  
 

睡眠と脳波(レム睡眠とノンレム睡眠)〜その1

 

睡眠の科学は、脳波によって睡眠中の脳の活動を記録できるようになってから、飛躍的に進歩したんですね。まさに脳波サマサマってわけです。

 

では、さっそく睡眠中の脳波について解説しましょう。まず、安静にして目を閉じた状態。これを安静閉眼時といいますが、この時脳波にはごぞんじかの有名なアルファ波が出ています。

 

さて、ウトウトしてくるとアルファ波は消えて細かい波がごちゃごちゃと混ざった不規則な脳波になります。この時期を睡眠の第一段階といいますが、ここではウトウト期と呼ぶことにしましょう。

 

スヤスヤと寝息をたてる頃、脳波には断続的に紡錘波(ぼうすいは:スピンドル)と呼ばれる波があらわれます。これが睡眠の第二段階。ここではスヤスヤ期と呼びましょうか。

 

最後にグウグウと爆睡状態の時期。この時は、脳波には大きなデルタ波と呼ばれる波が出ます。デルタ波の出方が少ない時期を睡眠の第三段階と呼び、デルタ波が多くなってくると睡眠の第四段階と呼びます。このふたつの段階をまとめて徐波睡眠期といいますが、ここではグウグウ期と命名しましょう。

 

ここらで今までの話をまとめてみます。

 

睡眠の第一段階(ウトウト期)不規則な脳波

睡眠の第二段階(スヤスヤ期)紡錘波(スピンドル)

睡眠の第三段階(グウグウ期)デルタ波少々

睡眠の第四段階(グウグウ期)デルタ波かなり

 

これで話が終わりかというと、実は睡眠も脳波もそう甘くはありません。さらにもう一種類、いっぷう変わった睡眠の種類があるんです。 皆さん一度ぐらい聞いたことがあるかもしれません。そう、レム睡眠です。この睡眠の特徴は、目がきょろきょろ動くことなんですね。急速眼球運動Rapid Eye Movementsの頭文字をとってREM睡眠です。

 

さて、私たちが眠りにつくとこれらの様々な種類の睡眠がバラバラにやってくるわけではありません。非常に規則正しく

 ウトウト期 → スヤスヤ期 → グウグウ期 → レム睡眠

という順番でやってきます。そして、このワンセットがだいたい90分。つまり、私たちは一晩の睡眠でこのセットを4〜5回繰り返しているわけですね。

 

ちなみに、睡眠の後半になるとグウグウ期はなくなります。つまり明け方は眠りが浅くなるわけですね。

 

 

 

 

 
      前のページ 目次 次のページ

       トップに戻る

     
  
 
 

※無断複製・転載・放送等はお断りいたします