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    まとめ

 1.成人女性アトピ−性皮膚炎患者が妊娠前・妊娠初期に使用していた
   副腎皮質ホルモン外用剤(CS)による出生胎仔の性比への影響の有
   無について調べた。
 2.CSを使用していた母親のべ42人からは、分娩回数44回で45人
   が生まれた。うち、男児3人(うち1人は女児との双胎で死産)、
   女児42人であった。
 3. 妊娠前6ヶ月以上よりCS外用を中止していた母親12人からは、
   分娩回数21回で、22人が生まれた。うち、男児11人、女児11人で、
   うち、女児2人は双胎であった。
 4.統計学的にはCS外用中の妊娠により、外用しない場合と比べて、
   有意に(P=0.00056、Odds Ratio=14.0)女児の出産が増加した。
 5.副腎皮質ホルモン(glucocortico steroids)により、遺伝的に
   男である胎仔が早期に流産したり、andorogen receptor の発現
   が抑制され、遺伝子的には男でも表現型で女である子供がうまれ
   ている可能性も考えられた。
 6性比のみならず、種々のバロメータ−を用いて、CS外用剤の胎児
   に及ぼす影響についての大規模な疫学調査が行なわれるべきである。
   また公的機関による、動物実験での再検討も強く望まれる。

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