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ステロイドなしでアトピーをなおす(3月号)
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発行 : 医療法人 恵明会クリニック
            アトピー性皮膚炎の漢方治療
            ステロイド代替療法で脱ステロイドをめざす
            〒177−0041
            東京都練馬区石神井町3−25−2石川ビル3F
            TEL 03−3995−8138
            FAX 03−3995−8113
            URL http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/



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おしらせ―――読者のみなさんの体験談をお待ちしています。
      こんなときに悪化した、良くなった、
      ステロイドにまつわる思い出
      なんでも結構です。検討の上体験談コーナーに掲載
      させていただきます。ただし、他人を誹謗中傷するものは
      こまります。

http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/mail.htm
からメッセージをお送りください。
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当院では、極力ステロイドを使わずにアトピー性皮膚炎の治療を行っています。
(ステロイド代替療法) その豊富な経験をもとにして、日常こんなことに
注意するだけでもアトピーが改善するというノウハウをお教えします



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今月は様々な刺激のおはなしです
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まだまだあるアトピー性皮膚炎の悪化因子
衣類は着方にも注意

夏場のYシャツにネクタイは
首回りの皮疹を確実に悪化


 お元気ですか。見落としがちなアトピー性皮膚炎(以後アトピーと略す)の悪化
因子について、何回かにわけてお話ししてきました。今回はその最後。
気をつけたいことが、まだまだあるんですね。
 衣類の刺激で、部分的に悪くなっているようなケースによく出会います。
化学繊維など、悪化の可能性が高い繊維をさけるのは当然ですが、部分的に
皮膚を刺激するような着方にも注意が必要です。
 30代の男性、営業マンの患者さんのケースです。
彼は上半身の皮疹がひどいタイプですが、普段はコントロールが非常に良好なんです。
ところが、職業がら、暑い時期でもネクタイをキチンとしめて営業活動(外回り)を
しなくてはなりません。彼だけではありませんが、本当に暑い時期のスーツに
ネクタイ姿には頭がさがります。営業マンも、夏はアロハでいいじゃないですか。
さわやかな涼し気な服装こそ、相手にも好印象を与えると、私なんか思いますけどね。
それとも、スーツにネクタイは営業する場合のパスポートみたいになってるので
しょうか。まあ、それで商談がまとまるなら結構なことですが、応対する側も、
会社の玄関に、「暑苦しい身なりの方は、御遠慮ください」とかなんとか、
いかないものですかねぇ。話がそれました。

機械的な刺激による悪化は
ガマンするしかないのか

 先ほどの患者さんの話ですが、彼は暑い時期になると、汗とYシャツのエリの
刺激で、どうしても首回りが悪化してしまうのです。で、この時期には漢方薬が
「炎症をとるタイプ」に替わります。そこまでしても、ネクタイで首をしめるん
ですよね。それを良しとする世の中だからでしょうが、いろんな常識が通用しなく
なった現在、こういった訳のわからない因習(?)こそ、早く通用しなくなって
欲しいものです。もっと、努力や力を発揮しないといけないことは、たくさん
ありますよ。アッ、またまた失礼。
 もうひとつのケースです。高校1年の女の子です。
この患者さんは、学期中はソックスをはく決まりのある学校にかよっています。
彼女の足のちょうどふくらはぎにあたる部分、締めつけのきつい部分に湿疹が
でるんですが、学期中は治りません。夏休みなどの長期休暇になると、治ります。
できるだけ素足でいることを指導したのですが、こちらは校則がらみ。
学校に事情を説明して、学期中もソックスをはかなくてすむようにと、できる
ことはやってみるのですが……。こういったケースに出会うたびに、いろいろ
考えさせられます。
 これらは、機械的な刺激が重要な悪化因子になっていることを示しています。
つまり、部分的にせよ一定の刺激を皮膚に与えつづけることで、皮疹を起こさせ、
しかも断続的に刺激が繰り返されることで、治るどころか悪化すらしてしまうと
いうわけです。
 これも、よくある機械的刺激として、髪の毛先によるものがあります。
とくに女性ですが、後頭部下の首の付け根や耳の前の両ほおの皮疹がなかなか
改善しないケースがあります。そんな場合、だいたい髪の毛先がその部分に
あたっています。ポニーテールにするなど、あたらない工夫をアドバイスする
のですが、女性の場合、どうしてもオシャレの視点から髪も考えますから……。
みんながみんな、あたらない工夫をしていただけるとは限りません。乙女心を
考えると私は、これに関してはどうしても弱腰になりがちですね。
だって、美容院でカットされすぎて、想像を絶する立ち回りをなさった方も
いらっしゃると聞きましたし、男が考えるように、「また伸びてくるんだから」
なんて脳天気な慰めをいおうものなら、逆上して刃物でももちだされかねないと、
本気で思っています。それだけ女性にとって、髪は大切だと認識しておりますから。
 でも、ですよ。お許しをいただいて、申し添えると、アドバイスを受け入れて、
その部分にかからないようにしてくださった患者さんのほとんどは、改善して
います!!
 オシャレという視点でいいますと、化粧品についても要チェックです。
なるべく低刺激なものを選ぶのは当然ですし、界面活性剤や保存料のはいって
いないものを選ぶようにしたいですね。ただし、表示だけをみて、アトピー肌
でも大丈夫かどうか、なかなか判断できません。また、肌との相性もあります
から、これまた十人十色。なかなか口コミを鵜呑みにするわけにもいきません。
それに、化粧品は結構高価ですから、一度使って自分の肌に合わないから捨てる
というわけにもいきません。
 まずはモニター募集やサンプル提供の化粧品に応募して、試してみることを
オススメします。もちろん、よさそうだな、と思われるものに関してですが。
それと、たとえモニターであったりサンプルであったりしても、使用は少なめ
から始めて慎重にしてください。少しでも悪化するようであれば、すぐにやめ
ること、けっして、もったいないからなんて考えないでくださいね。

化粧品は、まずサンプルで
肌に合うかを試してみる

 化粧品について、もうひとつアドバイス。自分に合いそうだなと思われる
化粧品があって、サンプル提供など無料でのお試し制度があるかどうかわから
ない場合は、メーカーにサンプル提供を申し込んでみましょう。快く提供して
くれるはずです。万一、そんな制度はないからと、断られるようでしたら、
そういったメーカーはユーザー本位ではありませんから、はなから相手に
しないことです。自分で買うなどもってのほかです。あなた方は普通の人
よりもデリケートな肌なんです。だからこそ化粧品が合うかどうか、普通の
人以上に試す必要があるわけです。そのうえで、使ってもらえれば、メーカー
としてもこんなに嬉しいことはないじゃないですか。ある意味では、人助け。
メーカーが立派な社会的責任を果たす姿勢をもっているともいえることです。
あなたたちが卑屈になる必要はまったくありません。堂々と、サンプルを
提供していただきましょう。ちょっと、力みすぎましたかね、ハハハっ。
 では、おだいじに!!





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*********     特集 <気>の話      *********


   アトピー性皮膚炎の改善にも
まずは『元気』を蓄え、
『気』のバランスを心がけよう


 ガスにおおわれた太古の地球。およそ40億年前、地球上には水などの無機質しか存
在しなかったといいます。それが、太陽光線を介して、まさに神秘的な偶然、バラン
スで有機物が生まれました。ブドウ糖です。ブドウ糖からは脂肪が生まれました。そ
の後、空気中の窒素がブドウ糖や脂肪と結びつき、アミノ酸がつくられます。そして
人間の細胞をつくるタンパク質の誕生です。その段階から、絶妙な自然界のバランス
に育まれるように、生命の誕生がカウントダウンをはじめたわけです。

「バランスを崩す」ことが病気の引き金に

 私たち人間が今日あるのは、こうした感動的な宇宙・自然の偶然の積み重ねのなか
で形づくられたものです 。細胞という単位でみるならば、先にもいいましたよう
に、タンパク質をベースに成り立っていますが、体全体からみると、働きの違ういろ
んな組織・臓器によって構成されています。それは、それぞれが独自の働きをしてい
るというのではなく、有機的に結合し、他の組織と補いあいながら、全体としての体
を成長・維持させています。まさに、宇宙の神秘を体内に取り込んだような、絶妙な
バランスで成り立っているといえます。

 分かりやすく、あえて簡略化してお話ししますが、東洋医学(中医学)は、この有機
的に結合した各組織の関係、つまりバランスを根本に体の健康、病気を考えます。人
間を健康に維持する各機能のバランスが崩れることで、ひずみを生み、病気になると
考えます。

人間の生命活動を支える基本要素とは

「病気」=「気の病」。「病は気から」といいますが、中医学では、人間の生命活動
を支える基本要素を『気(き)・血(けつ)・水(すい)』とします。
・『血』は、前回お話しした血液循環とその働き、加えてホルモン系の働きを含んだ
ものと考えてください。現代医学(西洋医学)的な範疇としてもとらえられます。
『血』が不足したり停滞すると、『血』本来の働きである栄養作用や滋潤作用といっ
た体に栄養と潤いをもたらす働きが低下したり、失われます。
・『水』も西洋医学的な範疇としてとらえられます。体液、リンパ液など血液以外の
体内水分です。『水』が不足したり停滞すると、慢性的疾患や半健康状態を引き起こ
します。
・『気』は、西洋医学にはない中医学独特なものです。主な作用としては、
 ◆ものを動かす作用がある=歩く、話すなどの身体行動だけでなく、臓器の活動、
体内の 『血』や『水』も『気』が動かしている。
 ◆体を温める作用がある=人間は体が冷えすぎると死にます。あるデータには、平
均体温 の36.5度より5度高い41.5度でも死なないが、5度低い31.5度では長くは生き
られない、と あります。体温が低くなると死の危険があるだけでなく、病気などを
引き起こしやすくな ると考えられています。
 ◆体の表面を保護して、外界からの発病要因を防御する働きがある。
 ◆気化作用(ものを変化させる作用)がある=体内に取り込んだ栄養から
『血』『水』をつ  くったり、余分な水分を汗や尿に変化させるのを助ける。
 したがって『気』がバランスを崩すと、無気力、疲れやすい、食欲不振、免疫機能
が低下 する、多汗、風邪をひきやすくなる、頭痛や高血圧、結膜炎などの原因とな
る。

『気』安定させることが、改善効果を高める!!

「風邪は万病のもと」ともいいます。風邪を誘発しやすくなる「気の病」。もう、お
分かりですね。『気』『血』『水』の基本要素のなかでも、最も重要な働きをするの
が『気』なのです。『気』に気をつけることが、健康への最短コースといえるので
す。

 体のバランスを絶妙に保つ、第一要因の『気』。「元気」という言葉を考えてみま
しょう。「元気とは、最も重要かつ基本的な気であり、真気(しんき)、原気(げんき)
ともいう。先天のもと(父母から受け継いだもの)を起源とし、水穀の滋養を受けて形
勢される。元気は腎に蓄えられる」と定義されています。
「元気」以外にも、気のつく言葉はたくさんあります。その多くは『気』から発して
いるものです。「やる気」「その気がない」「気分」「内気」「勇気」など。その意
味合いは多少変化しているにしても、現代的な解釈のなかでも「気」のなんたるか
は、多少分かりますね。父母から受け継いだもので、性格や感情にも反映される個性
的なものであり、反面、意識下で多少操作できるものもあります。
「病は気から」には、気のもちようで病気は多少防げもし、改善効果も得られるとい
う意味もあります。
 アトピー性皮膚炎も、「上手につきあっていこう」といった、ポジティブな気のも
ちようで、「改善」への道のりの苦痛が多少軽減されたケースもたくさんあります。
結果、改善効果もあがっています。いまをどうとらえるか。気のもちようである「気
持ち」をもっと意識してみてはいかがですか。自分の性分、性格を分かり(「気
分」)、自分なりに「ポジティブな気持ち」に「気分」を高めましょう。そして、そ
うした状態の気のまま(気まま)に、心安らか(気楽)にアトピー性皮膚炎の改善に取り
組みましょう。まずは気持ちを元気にしましょう。元気になれば、気持ちが落ち着き
ます。落ち着く=安定=バランスがとれるわけです。

 元気は「水穀の滋養を受けて形勢される。元気は腎に蓄えられる」わけです。自分
で元気を取り込めるのです。たくさんの元気を蓄えましょう。もっともっと丈夫にな
ります。これからお子さんをつくる予定の方、可能性のある方は、次ぎの世代にポジ
ティブな『元気』をバトンタッチするためにも。また、お子さんにも『元気』をたく
さん蓄えてあげましょう。
 次回は、「元気をつくるのに、なぜ『水穀の滋養』なのか」「アトピー性皮膚炎の
改善に効果のある春の食材」についてお話しします。
(文・村田久一郎)




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************  読者の声  *****************

(このコーナーの治療法をためす際は自己責任でおねがいします)


   今回はありません。
   読者の方々の様々な体験談や御意見をお待ちしています。

      

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アトピー、ステロイド情報センターからのおしらせ
〒530−0047 大阪市北区西天満3−4−5−402
TEL 06-6364-0275
             アトピーステロイド情報センターは、アトピーに関する情報
             が氾濫する中、お互いの治療体験を交換することで、情報を
             整理し、患者同士がより良いアトピー治療を模索する場とし
             て発足したNPOです。
             
                      
     
    

        
    
    <成人アトピーノッキングネット(仮称)>発足

             (目的)
              *成人アトピー患者、その親(家族)および支える人たち
               で構成し、それぞれの立場から成人アトピーに関わる
               問題を考え、疑問や要望を行政に訴え、成人アトピー
               の人たちが市民権を得、生きていきやすい社会環境に
               することを目指すものとする。
              *親同士の親睦を図り、情報交換もしながら次の活動を
               行う。

             (活動事案)(仮)
* 患者とその家族の生活実態調査を行政や保健所に要請
する。
               調査内容や調査方法については、当会も参加して実施
               することを要望する。
              *ステロイド以外の<根本治療>と、社会的対策を確立
               してもらいたいことを行政に要請する。
              *成人アトピーの病状や現状などについて、労働基準
               監督署および企業人事担当者に知らしめ、労働基準
               監督署には企業への指導も要請する。
               (ASIC作成パンフレット、情報をもって)
              *医療環境の改善の指導を行政に求める。
              *生活援助のノウハウなどを患者や親に伝える
              *署名活動

    





 
             


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