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ステロイドなしでアトピーをなおす(12月号)
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発行 : 医療法人 恵明会クリニック
            アトピー性皮膚炎の漢方治療
            ステロイド代替療法で脱ステロイドをめざす
            〒177−0041
            東京都練馬区石神井町3−25−2石川ビル3F
            TEL 03−3995−8138
            FAX 03−3995−8113
            URL http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/



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おしらせ―――読者のみなさんの体験談をお待ちしています。
      こんなときに悪化した、良くなった、
      ステロイドにまつわる思い出
      なんでも結構です。検討の上体験談コーナーに掲載
      させていただきます。ただし、他人を誹謗中傷するものは
      こまります。

http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/mail.htm
からメッセージをお送りください。
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当院では、極力ステロイドを使わずにアトピー性皮膚炎の治療を行っています。
(ステロイド代替療法) その豊富な経験をもとにして、日常こんなことに
注意するだけでもアトピーが改善するというノウハウをお教えします



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今月は花粉のおはなしです
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花粉アレルゲンはスギやヒノキばかりではありません!!
最近増えている「ブタクサ」「ヨモギ」

花粉の飛散は春だけじゃない
夏の終わりから秋も要注意!!

 お元気ですか。さて前回にひきつづき、アトピー性皮膚炎(以後アトピーと略す)の、
1年を通じた悪化因子、その意外に気づかれていないものについてお話ししましょう。
まずは花粉アレルゲンについてです。花粉アレルゲンといえばスギ花粉、ヒノキ花粉が
有名ですが、最近はブタクサやヨモギなどによる悪化もみられるようになりました。
 わたしの患者さんの話をしましょう。20代の女性ですが、上半身(顔、首、肘、手首)
が中心のアトピーの患者さんですが、初診は3月ころでした。2カ月ほど悪戦苦闘の末、
なんとか改善したのが5月中旬ころ。その後ずっと良い状態がつづき、もう大丈夫と
安心していたところ、翌年の1月下旬から再び悪化してしまったのです。
 この患者さんは、スギ花粉陽性でしたから、まちがいなくスギ花粉による悪化と考え、
それなりに治療方針を変えて何とか対応しましたが、5月ころにはウソのようにきれい
になったのです。この患者さんの場合、1~5月は集中的治療の時期で、6月から12月は
良い状態を維持できる時期という具合に、時期によって治療方針を変える必要があり
ました。
 もう1人。やはり20代の女性の患者さん。顔のなかでも、目の周りの湿疹がひどい人
でした。同じくスギ花粉陽性で、1月になると悪化し、5月になると改善するというハッ
キリした周期があります。花粉の飛ぶ時期は以下のようになっています。その時期に
アトピーが悪化するという人は、病院で一度検査をうけてみてください。その時期の
悪化の原因が花粉であるとわかれば、対策をしぼることができますので、患者さんに
とっても、医師にとっても一歩前進なわけです。

◇花粉アレルゲンの飛散時期◇
・ス  ギ……1月中旬 ~ 5月中旬
・ヒ ノ キ…………3月 ~ 5月
・ハルガヤ ………………4月 ~ 6月
・カモガヤ …………………… 5月 ~ 7月
・ブタクサ …………………………………………8月 ~ 10月
・ヨ モ ギ …………………………………………8月 ~ 10月

意外と見過ごされるのが
ペットに生息しているダニ

 環境因子として一番きをつけたいのはダニですが、そのなかで見落としがちなのが、
ペットなのです。わたしの患者さんでも週末になると悪化するというお子さんが
いました。最初はどうしても、原因がわからず、例によって、冷や汗たらたらの
悪戦苦闘がしばらくつづいたのですが、よくよく聞いてみると、休みのときには
よくご両親の実家に泊まりいくとか。その実家では、家のなかで犬を飼っていました。
「そっ、それだ!!」と心密かに叫んだのはいうまでもありません。
あきらかに悪化の原因だと判断できましたので、その実家にお願いをして
屋外で飼うようにしてもらったところ、悪化しなくなりました。
 自宅のフローリングやダニ対策はしっかりやっても、意外なところに悪化因子は
ひそんでいるものです。医師は名探偵シャーロック・ホームズや刑事コロンボでは
ありませんが、患者さんとよく話し合い、悪化したときのことを分析・検討していく
なかで、原因を推理、特定していくわけです。そのための現場検証までは、なかなか
やろうにもできませんから、できるだけこと細かく患者さんがお話しくださるしか
ありません。必要に応じては、悪化したときに、その状態や周りの様子などを気が
つくかぎりメモしておくこともおすすめします。それをもとに医師と話すなかで、
もっといろいろなことを思い出すことも多いからです。人にみせてもはずかしく
ないように書こうなんて思わないでください。箇条書き、なぐり書きで結構です。
ようはそれをもとに、患者さんが悪化したときのことをより正確に詳しく医師に
伝えられることが第一なんですから。
 万一、冗談にでも、字が読みづらいなどという医師がいたら、ぜひその医師に
患者さん自身のカルテをみせてもらってください。きっとミミズがのたうちまわ
ってますよ、多分ですが……。少なくとも、わたしはカルテ開示に賛成ですから、
読んでもらえる字を書いてます!! ちょっと、はずれましたか、ハハハッ。
 医師と患者さんの悪化因子探索の話し合いで、ステロイド剤の使用を減らしたり
やめたりもできるのですから、問診はとても大切な治療手段なのです。
 ある特定の家へ遊びにいく。あるいは、引っ越したらアトピーがひどくなった
という症例では、必ず念頭においておかないといけないのがホルマリンです。
かなり以前から住宅建材に化粧合板が多くつかわれていることは、ご存知ですよね。
そのなかのホルマリンが気化して部屋に充満し、それをすうことで悪化した
という人もいます。その患者さんは別の家に引っ越すことで、改善しましたが、
アトピーが悪化しなくても、アレルギーを引き起こすきっかけになったとい症例も
数多くみられます。最近ようやく認知されるようになった化学物質過敏症もそのひとつ
です。詳しくは別のサイトにゆずりますが、体に直接害をおよぼすほどではないに
しても、微量の化学物質にふれることで、体がだるい。頭痛や吐き気がする。病院
にいっても原因がよくわからないといった時期がかなりありました。
最近でこそ病気としてみてもらえるようになったのですが、患者さんにとってはひ
どい話ですよね。本人が具合が悪いといってるのに、どこも悪くないなんて平気で
いわれますとね。少しは申し訳なさそうに、「全力をつくしたのですが、わたしの
力をもってしては、なんとも……」くらいの謙虚さは欲しいものです。あっ、別に
言い訳をしてるのじゃありませんから、アハッ。

症状悪化は、原因究明の
チャンスとポジティブに!!

 化学物質過敏症。挙げ句は、それまでなんともなかったアレルゲンにたいし、反応
するようになるケースもあります。いったん反応してしまうと、次ぎから次ぎへと
違うアレルゲンに反応するようになるといった連鎖反応を引き起こすケースもあり
ますから、家屋などにはいって多少なりとも体の変化、気分がおかしいとおもった
ら、まずは外にでてみましょう。気分が、体調がしばらくしてもどるようであれば、
住宅建材に使用されている化学物質がうたがわしいでしょう。事情を話して、でき
るだけそうした場所は避けたいものです。ただこれも、個々人で反応に差がありま
すので、事情がだれにでも理解してもらえるとは限りません。やっかいなものです。
 いずれにしましても、ここにあげたものだけでなく、アトピーは意外な原因で突
然悪化することが多いといえます。ですから、悪化したときは逆に、アトピーの悪
化因子をみつけるチャンスだと考えてください。そう、ポジティブに悪化前後の生
活を調べ、医師と一緒に徹底的に悪化因子を探索することです。必ずわかりますから!!
 では、おだいじに!!





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*********    特集 歯の治療でアトピーが治る   *****


知っていましたか。歯の治療で
アトピー性皮膚炎が改善することを!!

「歯が原因で、腰痛や肩こりが起きることは、かなり知られていますが、歯はもっと
多くの影響を私たちの体におよぼしています」
 神戸の歯科医師、藤井佳朗先生は早くから歯とアトピー性皮膚炎の因果関係に注目
してきた医師の一人です。歯の治療 によって改善した症例はリウマチ、膠原病、痴
呆症など多岐にわたっていますが、ここではアトピー性皮膚炎の改善例をいくつか御
紹介しましょう。

・口腔内金属に対するアレルギーおよび毒性の有無と適正物質への置換
「10年以上、ステロイド外用薬を使用してきた女子高生の患者さんです。ステロイド
外用薬をやめさせ、歯に詰めてあったアマルガムを除去して金合金に詰め替えまし
た。症状は約1カ月で軽快し、以後悪化していません」
 歯科用アマルガム(混合物)は約50%が無機水銀、残り50%が銀、錫、銅でできた合
金です。無機水銀は無毒だといわれているので、体に悪影響はないとされています
が、ヨーロッパでは無機であっても体に有害として、歯科金属への使用を禁止する国
が増えています。口のなかの環境によっては有機水銀に変化する可能性が否定できな
いからです。「疑わしきは使用しない」ということですね。そればかりかドイツなど
では、口腔内のアマルガムを別の金属に詰め替えるのに、国が補助金をだして奨励し
ているほどです。
「パッチテストで水銀にアレルギー反応がなくても、水銀自体の毒性でアトピー性皮
膚炎が発症したと思われるケースもあります。毛髪検査で水銀の異常な蓄積があった
ので、金合金に詰め替えたところ、5カ月で著しい改善をみました。この患者のアマ
ルガムは20年以上も前に詰められたものでした」
 現在、アトピー素因が認められないアトピー性皮膚炎も2〜3割はあるといわれてい
ます。長期にわたって毒性物質が体に蓄積された結果である可能性が高いといえま
す。

・歯周炎などによる排膿、浸出液の抑制
「これについては、理論的背景ははっきりしていませんが、歯周炎などによる膿(ウ
ミ)を飲み込むことがアトピー悪化の一因になっていると思われます。というのは、
口腔内の排膿を治療で軽減させたところ、アトピー性皮膚炎が軽快するケースがある
からです」
 また、虫歯が進行して神経に達し、さらに歯根の先の穴から根の周囲に炎症が拡大
して、口のなかに排膿している場合もあるそうです。この場合は、歯根の治療を徹底
的におこない、症状によっては抜歯の必要もでてくるとか。
 日ごろからしっかりと歯を磨き、状況によっては歯石除去や虫歯の早期治療、歯周
炎治療虫歯も、心がけたいですね。

・全身に対する最も理想的な噛み合わせの実現
「40年間もアトピー性皮膚炎とステロイドの副作用に悩まされていた患者さんのケー
スです。噛み合わせを治療しながら、無くなっていた奥歯をブリッジで補いました。
40年もの闘病ですから、そう容易く改善するとは、正直思っていませんでした。しか
し、半年後には湿疹、かゆみなどの皮膚症状が著しく改善し、9カ月後には、きれい
な本来の肌がよみがえってきたのです。治療にあたっては、ステロイドは本人の了解
のもと、やめてもらいました。
 アトピー性皮膚炎の治療として、歯科医が重視しているのが、正しい噛み合わせで
す。アトピー性皮膚炎は、多くの医師や研究者が認めるように、全身の健康状態の不
調によって起こる症状の一つ(分症)だと思います。私の治療した患者の多くは、肩こ
り、首筋のこり、腰痛などの症状をもっていました。整体やカイロプラクティックで
アトピー性皮膚炎が改善したケースもありますが、体全体のバランスを整える意味で
も、歯の正しい噛み合わせは不可欠です。写真をご覧いただけないのが残念ですが、
噛み合わせを改善して全体姿勢も格段によくなり、アトピー性皮膚炎が改善したケー
スはたくさんあります」
 診察室に車椅子でみえた患者さんが、歩いて帰ることも珍しくないといいます。
「体がバランスを保とうとして、背骨がまがったり、一部に負担がかかりすぎたりと
結果的には姿勢が悪くなることで、万病を引き起こす可能性が高くなるのです。姿勢
がよくなると、アトピー性皮膚炎の改善率も高くなります。注意したいのは、正しい
噛み合わせというのは、単にきれいなだけの歯並びをいうのではありません。その人
にとって"ベストの噛み合わせ"をいいます。歯科医はその点をきちんと見極めて患
者に正しい噛み合わせを指導しなければなりません」
 見た目の美しさと本来の機能を回復させることとは、イコールではないわけです
ね。

 もちろんアトピー性皮膚炎がすべて、歯が原因というわけではないことは前述した
とおりです。皮膚科専門医の診療をきちんと受け、そのうえで十分な成果があがらな
いようであれば、歯科を受診を考えてみてください。
「腰の痛みでも腎臓が悪い場合もあります。湿疹の原因が肝臓にあることも考えられ
ます。専門医の診断はきちんと受けたうえで、歯の治療を考えてください」
 と強調される藤井先生。実は、日本の医療の閉鎖性も背景にはあるようです。
「医学を学ぶ教育課程から保険制度に至るまで、医科と歯科が分離されているのが日
本の現状です。患者さんを中心に据えて考えれば、改善しなければならない問題は、
患者さんの病気だけでなく、そうした医療機構、医師の意識にも山積しています。た
だ、現実は現実です。まずは町医者レベルからでも、少しずつ改善を訴えていくしか
ありません」
 "木をみて山をみず"ではありませんが、医療もその反省にたって、徐々に改善さ
れてはきているのでしょうが、医科と歯科の壁は厚いようです。漢方療法に代表され
る東洋医学を取り入れる西洋医も増えているのも事実です。患者にとって効果が期待
できるものは、積極的に取り入れていくのが、患者にとってみれば"あたりまえ"と
いえないでしょうか。
 このページの主催者である恵明会クリニックの山口院長もそうした"あたりまえ"
を"あたりまえ"にやろうと努める医師の一人です。そうした姿勢は、まだまだ市井
にあってしか生かされないという現実(「生かされているとはいえない」と山口先生)
は、患者にとっても残念なことです。

 次回は、人間を自然の一部、部位ではなく全体としてとらえる東洋医学からの治療
法をお話しします。                         (文・村
田久一郎)


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************  読者の声  *****************

(このコーナーの治療法をためす際は自己責任でおねがいします)


スウィフト尚子さんからのお便り

現在カナダで住みはじめてから3年と少しになります。
日本からカナダに引っ越す時、体中に湿疹がありました。特に、おしりや脇周辺が
とてもひどく、仕事中も何度もトイレにいってひっかいていたものでした。こちらに
きてからも夜眠れず体中掻きまくっていたので、主人に「明日仕事があるから悪い
けど、隣の部屋に行ってくれない?」と言われたりもしました。
ところが、2カ月程たったころから、みるみるうちに体中の湿疹が消えていったのです。
今では手のひらに少しでているくらいで、薬も半年以上一度も飲んでいません。
かゆみで苦しむこともなく夜もぐっすり眠れるようになりました。
カナダの乾燥した気候のせいでしょうか?
実家の父も重度のアトピーで長年苦しんでいるので、来年の夏は1〜2カ月程、
カナダに来てみるよう勧めるつもりです。

      

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アトピー、ステロイド情報センターからのおしらせ
             アトピーステロイド情報センターは、アトピーに関する情報
             が氾濫する中、お互いの治療体験を交換することで、情報を
             整理し、患者同士がより良いアトピー治療を模索する場とし
             て発足したNPOです。
             〒530−0047 大阪市北区西天満3−4−5−402
             TEL 06−6364−0275


    交流会  とき : 2001年12月8日(土)PM1:30−4:30
         ところ: アトピーステロイド情報センターにて
         参加費: 300円

    忘年会  とき : 2001年12月8日(土)PM6:00−8:00
         ところ: 海鮮マルシェ 天六店
              (地下鉄および阪急千里線(天神橋六丁目)駅3号出口連絡
               JR大阪環状線(天満)駅から北へ7分)
         参加費: 4200円
         *忘年会のご参加は12月5日までに必ずご連絡ください。        
        
    
    <成人アトピーノッキングネット(仮称)>発足

             (目的)
              *成人アトピー患者、その親(家族)および支える人たち
               で構成し、それぞれの立場から成人アトピーに関わる
               問題を考え、疑問や要望を行政に訴え、成人アトピー
               の人たちが市民権を得、生きていきやすい社会環境に
               することを目指すものとする。
              *親同士の親睦を図り、情報交換もしながら次の活動を
               行う。

             (活動事案)(仮)
* 患者とその家族の生活実態調査を行政や保健所に要請
する。
               調査内容や調査方法については、当会も参加して実施
               することを要望する。
              *ステロイド以外の<根本治療>と、社会的対策を確立
               してもらいたいことを行政に要請する。
              *成人アトピーの病状や現状などについて、労働基準
               監督署および企業人事担当者に知らしめ、労働基準
               監督署には企業への指導も要請する。
               (ASIC作成パンフレット、情報をもって)
              *医療環境の改善の指導を行政に求める。
              *生活援助のノウハウなどを患者や親に伝える
              *署名活動

    





 
             


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