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ステロイドなしでアトピーをなおす(11月号)
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アトピー性皮膚炎 : 遠方の方の為の診療を始めます。
当院処方の漢方はよく治ると評判が高く
地方の方からの問い合わせや要望がかなり
あります。このため、遠方の方を対象に
した診療を開始することになりました。
ご希望の方は、氏名、住所、電話番号、
FAX番号を、03-3995-8113までFAX
してください。折り返し詳しい説明を
FAXいたします。
なお、今回は30名で締め切らせて
いただきます。
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発行 : 医療法人 恵明会クリニック
アトピー性皮膚炎の漢方治療
ステロイド代替療法で脱ステロイドをめざす
〒177−0041
東京都練馬区石神井町3−25−2石川ビル3F
TEL 03−3995−8138
FAX 03−3995−8113
URL http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/
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おしらせ―――読者のみなさんの体験談をお待ちしています。
こんなときに悪化した、良くなった、
ステロイドにまつわる思い出
なんでも結構です。検討の上体験談コーナーに掲載
させていただきます。ただし、他人を誹謗中傷するものは
こまります。
http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/mail.htm
からメッセージをお送りください。
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当院では、極力ステロイドを使わずにアトピー性皮膚炎の治療を行っています。
(ステロイド代替療法) その豊富な経験をもとにして、日常こんなことに
注意するだけでもアトピーが改善するというノウハウをお教えします
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今月はスキンケアのおはなしです
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アトピー性皮膚炎の症状を悪化させないための第一条件は
肌の「清潔」と「保湿」を徹底する!!
季節の変わり目も、実は
体にとってはストレスに
お元気ですか。秋真っ盛り。アトピー性皮膚炎(以後アトピーと略す)と悪戦苦闘
している患者のみなさんも、季節的にはちょっと一息というところでしょうか。
でも、本当に「ちょっと一息」なんですよね、悲しいかな……。症状の出方も
十人十色、人それぞれということを考えても、けっしてどの時期、季節が小康
状態を保てるかなんて話はナンセンスですからね。
そればかりではありません。季節の変わり目って、けっこう体のストレスに
なっているんですよ。成人アトピーの原因として、一番にあげられるのが
「ストレス」なんです。いい意味でも悪い意味でも、人はみなストレスをうける
ことで生きています。体や精神を害するものばかりがストレスではありません。
女性は恋をすると輝いてみえますよね。その場合の恋は、一種のストレスなんです。
いい作用をしているわけですね。ただ、恋も失恋で終わると、悪いストレスになり
ます。いい例えではなかったですか、アハハッ。
つまり、暑い夏から秋へと季節がかわるときに、夏ばてなどで体調を崩す人も多い
のですが、これは季節の変化を体が悪いストレスとして感じて悪影響をうけている
わけです。アトピーの患者さんにも季節の変わり目がストレスとして作用している
ケースは多いのですが、はっきりとした対症法はありません。
精神面でできるだけストレスをためないようにということはアドバイスできても、
体自体が感じるストレスまでは、なかなか対策がたてにくいものです。残念ですが。
ただ、具体的な症状の改善にはアドバイスできますよ。
わたしは、漢方治療をとりいれていますので、比較的長く通院される患者さんも
多いのですが、1年もすると、その患者さんの悪化・改善の周期や原因がだいたい
わかります。季節的な変化以外にも、たとえば会社でいえば就職や配置がえ、
学校でいえば受験や進学、あるいは何かの花粉が飛ぶ時期になると悪化するなどなど。
今回は、このような1年を通じた悪化因子……、とくに、意外に気づかれていない
ような事柄を中心に、お話ししましょう。
セラミドという脂質が減ると、
皮膚のバリア機能が低下する
秋から冬にかけての悪化の原因……、これは乾燥によるものが一番です。御承知
のように、アトピーの発症メカニズムは、アレルギー的なもののほかに、皮膚
そのものの変化、つまり「バリア機能の障害」によるものがあります。
これは皮膚の角質層というところで、細胞と細胞の接着剤の役割をしている『セラ
ミド』という脂質が減るため、皮膚のバリアとしての機能がダメになるわけです。
その結果、
・保湿機能も衰えて水分がなくなりカサカサになります。
・さまざまな刺激にたいして敏感になります。
・ダニやハウスダストなどの環境アレルゲンの侵入を許します。
・細菌・ウィルスなどの微生物に感染します。
など、さまざまな不都合が生じ、アレルギーによる発症メカニズムと一緒になって、
アトピーになると考えられています。
ちなみにセラミドは、最近かなりのブーム(?)のようですね。セラミド配合のスキン
ケア・クリームをよく見かけるようになりました。保湿剤としては、良いようですよ。
乾燥にたいしては、2種のスキンケア、「肌を清潔にすること」、「肌に潤いを保つ
こと」が大切です。皮膚の汚れのなかには、ダニ、ハウスダストなどのアレルゲンも
存在しますし、汗、ホコリなどの皮膚にとって刺激になるものも多く含まれています。
とにかく、まずはこれらをキレイに洗い流してください。ただし、石鹸やシャンプーも
アトピーの悪化要因になりますので、これらも使ったあとは念入りに洗い流しましょう。
ゴシゴシ洗う人がいますが、これもよくありません。なるべく、皮膚に刺激の少ない、
柔らかい素材のもので洗います。お風呂からあがって体をふくときも、タオルでこする
ようにするのではなくて、柔らかい布、ガーゼなどを使ってパタパタと軽く押さえる
程度にするのがいいでしょう。
そのあと保湿です。ワセリンなどの保湿剤をしっかり塗りましょう。
お風呂で皮膚の脂分を洗い流していますから、脂分はしっかりと補充してください。
わたしはワセリンが一番良いと思いますが、患者さんのなかには「ワセリンはベタつく
のでイヤだ」という人も結構います。そんな人には、サラッとしたクリーム系でも
いいのですが、なるべく界面活性剤がはいってない保湿剤を選びましょう。
界面活性剤は、皮膚を刺激したり、湿疹を悪化させたりするので、いくら塗った感じが
良くても、わたしはおすすめできません。
秋風にのって、収穫を祝う秋祭りの祭りばやしが聞こえてきました。子ども神輿もでて
いるのでしょう。「ワッショイ、ワッショイ」とかわいい声が届きます。大人神輿の
威勢のいい「ソイヤッ、ソイヤッ」もいいですが、子どもの元気なかけ声、ハッピ姿も
いいですね。汗をかいてますから、お子さんの「清潔」と「保湿」を忘れないでやって
くださいね、お母さん。
保湿剤・ワセリンは入浴後
体のほてりがなくなって塗る
保湿剤・ワセリンを塗るときの注意ですが、お風呂あがりにすぐというのは、やめま
しょう。あとでかゆみがでやすいので、体が少し冷めてからにしてください。
目安としては、夏場で30分、冬場で10分くらいたってからでしょうか(冬場はとくに
カゼをひかないように注意しましょう)。ようは、体のほてりがなくなったかなと
いった頃合をみてという感じです。
以上はスキンケアの基本中の基本ですが、わたしのところでは、さらに漢方を使います。
漢方にもアトピーの症状に応じて、いろんな処方がありますが、とくにバリア機能を
強化するタイプの処方はよく使います。
冬に悪化する人にこれを処方すると、体の内側から皮膚の質を改善することができる
のです。セラミドの合成を活発化しているのではないかと、個人的には考えています。
患者さんには、「昨年の冬より乾燥しなくなった」と喜ばれていますよ。後日、漢方の
話は、まとめてやります。そのときに詳しい話をしましょう。
では、おだいじに!!
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********* 特集 食べ物語(2) *************
旬の食材を積極的に、上手に利用して
美味しくアトピー・アレルギー対策を
鍋料理の季節がやってきました。熱々をほおばるときの至福感。体ばかりか心まで
温ったまるような気がしませんか。疲れたときでも鍋料理を食べると、神経がリラッ
クスでき、ポジティブな気持ちになれるように思います。もちろん、科学的な裏付け
があるわけではありませんが、身をもって、そう感じます。アトピー性皮膚炎の方
も、この季節、おおいに鍋料理を楽しみ、心身をリラックスさせ、アトピーに負けな
い気持ちを高めたいものです。
アトピー性皮膚炎に効果が期待できる食材についてお話しします。
ビタミンA、C、E(総称してビタミン・エースともいう)を多く含む野菜。DHA(高度
不飽和脂肪酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)を含む魚。皮膚粘膜を強くする働きが期
待できます。
アルカリ度の高い海草やキノコ、野菜、果物、豆類。アトピー体質の改善に効果が
期待できます。
基本的には、旬(食べごろ)の食材を、片寄らず、メニューに組み入れることで、健
康は維持されるものです。食材が一番パワーを持つ時期が旬であり、食べごろです。
人間も自然の一部なわけですから、食材のパワーが最も満ちたときに体内に取り入れ
ることで、季節季節の自然のパワーを自らのパワーに還元できるのです。健常者はそ
れで十分なのですが、なんらかの症状をもつ人は、症状改善に効果が期待できる食材
を、より積極的に取り入れる必要があります。あくまで、季節とともに、美味しくい
ただくことを心がけてください。
今回は冬の食材について触れておきます。
●春菊………ビタミンA、C、カルシウム、鉄などを多く含む。加熱すると、ビタミ
ン C はこわれやすいので、サッと火をとおす程度に。鍋料理であれば、口に
はこぶ直 前に鍋に入れ、煮汁にサッとくぐらす程度で取りだそう(約15秒)。サッ
と湯とおしし てサラダやおひたしもいい。
●白菜………90%が水分で、栄養価は高くない。が、ビタミンCは多い。ただ、水
によく溶けだすので、鍋物などは汁もすすりたい。漢方では、アトピー性皮膚炎
などのアレルギーの人が安心して食べられる野菜の筆頭。健胃作用、通便・利尿
作用、唾液分泌作用なども期待できる。
●小松菜………ビタミンA、Cが豊富。Eも含まれている。カルシウムはほうれん草
のなんと5倍。しかも、ほうれん草と違ってアクもなく、体を温める作用がある
のでアレルギー体質の人にも安心。
●わけぎ………ビタミンA、B1、B2、C、それにミネラル類のいずれも長ネギよりも
はるかに多い。ビタミンC はトマトよりも多い。
●カリフラワー………ビタミンC は茹でてもほとんど損失がなく、柑橘類なみに摂
取できます。ビタミンB1、B2、E、Kも多い。芯には花部分の2倍のビタミンCが含
まれているので利用したい。沸騰したお湯に塩か酢を少し加えてゆでると、アク
がぬけ、きれいな白に茹であがる。
●鰤(ブリ)………高タンパク、高エネルギー。塩焼き一切れで約260kcal。ビタミ
ンA、B1、B2、Dがたっぷり。とくにビタミンDは塩焼き一切れで1日の摂取量が
確保できるほど。ビタミンDはカルシウムの体内吸収にかかせないもの。これが
なければ、いくらカルシウムを摂取しても徒労に終わりかねない。DHA、EPAはマ
グロに次ぐ。
●鱈(タラ)………魚ヘンに雪。北海道や東北地方に雪が散らつくころから捕れはじ
めるからの云われか。ビタミンA、B1、B2やカルシウムなどのミネラルが豊富。
脂肪分は少なくカロリーも低い。体力や免疫力をつける効果が期待できる。
人間は悪食だからこそ
健康を維持できる!?
「たらふく(鱈腹)食べる」という言い回しがあります。鱈が魚やイカ、タコ、貝類と
なんでも旺盛に食べることからのことだそうです。悪食ですね。動物、植物、貝、キ
ノコと何でも食べる。すばらしいことではないですか。いろんな美味しいものを食べ
られるということは。コアラはユーカリしか食べません。パンダは笹しか食べませ
ん。ユーカリがなかったら、笹がなかったら、生きていけないのです。その点、人間
は違います。一つがダメでもほかがいくらでも食べられる。幸せなことです。そう
思って食物アレルギーにも取り組んでください。旬とともに、抵抗力をつけ、体質を
改善する努力をしていきながら、食べられるたくさんのものを美味しくめしあがって
ください。
それにしても鍋料理というのは、いろんな食材をいれますよね。悪食な人間が最も
好む料理(?)かもしれません。今夜は家族と鍋でもつつきながら、人間が悪食である
ことの幸せをおおいにかみしめてみませんか。
ひょっとしたら、人間が地球に君臨できたのも、実は直立歩行を可能にした頭脳の
発達だけではなく、悪食という食生活があってのことなのかもしれない!
と思いませ
んか。
(文・村田久一郎)
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************ 読者の声 *****************
(このコーナーの治療法をためす際は自己責任でおねがいします)
今回はありません。
読者の方々の様々な体験談や御意見をお待ちしています。
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アトピー、ステロイド情報センターからのおしらせ
アトピーステロイド情報センターは、アトピーに関する情報
が氾濫する中、お互いの治療体験を交換することで、情報を
整理し、患者同士がより良いアトピー治療を模索する場とし
て発足したNPOです。
〒530−0047 大阪市北区西天満3−4−5−402
TEL 06−6364−0275
<成人アトピーノッキングネット(仮称)>発足
(目的)
*成人アトピー患者、その親(家族)および支える人たち
で構成し、それぞれの立場から成人アトピーに関わる
問題を考え、疑問や要望を行政に訴え、成人アトピー
の人たちが市民権を得、生きていきやすい社会環境に
することを目指すものとする。
*親同士の親睦を図り、情報交換もしながら次の活動を
行う。
(活動事案)(仮)
* 患者とその家族の生活実態調査を行政や保健所に要請
する。
調査内容や調査方法については、当会も参加して実施
することを要望する。
*ステロイド以外の<根本治療>と、社会的対策を確立
してもらいたいことを行政に要請する。
*成人アトピーの病状や現状などについて、労働基準
監督署および企業人事担当者に知らしめ、労働基準
監督署には企業への指導も要請する。
(ASIC作成パンフレット、情報をもって)
*医療環境の改善の指導を行政に求める。
*生活援助のノウハウなどを患者や親に伝える
*署名活動
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