*********************
ステロイドなしでアトピーをなおす(5月号)
*********************



お知らせ : <ステロイドなしでアトピーをなおす>は
       しばらく休刊いたします。新しいコンセプトで
       再出発する予定ですので、ご期待ください。




***************************************


発行 : 医療法人 恵明会クリニック
            アトピー性皮膚炎の漢方治療
            ステロイド代替療法で脱ステロイドをめざす
            〒177−0041
            東京都練馬区石神井町3−25−2石川ビル3F
            TEL 03−3995−8138
            FAX 03−3995−8113
            URL http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/



*******************************************************************************

おしらせ―――読者のみなさんの体験談をお待ちしています。
      こんなときに悪化した、良くなった、
      ステロイドにまつわる思い出
      なんでも結構です。検討の上体験談コーナーに掲載
      させていただきます。ただし、他人を誹謗中傷するものは
      こまります。

http://www02.so-net.ne.jp/~guchi/mail.htm
からメッセージをお送りください。
********************************************************************************


当院では、極力ステロイドを使わずにアトピー性皮膚炎の治療を行っています。
(ステロイド代替療法) その豊富な経験をもとにして、日常こんなことに
注意するだけでもアトピーが改善するというノウハウをお教えします



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今月は汗のおはなしです。(夏の話で申し訳ありません)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



アトピー性皮膚炎の汗対策に王道はナシ!?
とにかく"水"と仲良くしましょう

汗をかいたらマメに洗い流し、
あとは必ず保湿剤をぬります

 お元気ですか。まだまだ汗びっしょりの「暑い!!」日がつづいています。
で、今回は汗のお話。
 アトピー性皮膚炎(以後アトピーと略す)にとって、汗は日光と同様、
夏の大敵です。アトピーの発症は、早い人で生後1週間くらいからですが、
ちっちゃなお子さん、それも乳児のそれは、みるも哀れ、親だったら代わ
ってやりたいと思うのは当然でしょう。ちっちゃな患者さんをみる私でさ
え、本気でなんとかしてあげたいと思うのですから。
 夏場はとくにそうです。やっかいなことに汗をかくから、症状は一層
ひどくなるのです。アトピーの人の場合、汗が皮下で"おそらく"かゆみの
原因となる物質・ヒスタミンの放出を活発にするために、症状がより悪化
するのでしょう。あいまいないい方でごめんなさい。というのも、前回も
いいましたように、アトピーとはまだまだ"未知との遭遇"状態なのです。
1つの結果に1つの原因という、明解さのない患者泣かせ、医者泣かせな
憎いヤツなのです、アレルギーってのは。
 で、汗対策に王道はありません。悲しいけれど……。強いていえば、
とにかく汗をふきとるか、汗をかかない工夫をするしかありません。
頻繁にシャワーをあびて、汗を洗い流すというのも手ですね。小学生くらい
までのお子さんでしたら、お風呂や庭先での水遊びや、庭の水まきを遊び
感覚で手伝わせるなど、汗対策を楽しく工夫してあげてください。
水遊びなどのあとは、保湿剤を必ずぬってください。これは、大人も子ども
も同様です。
 乳児であれば、汗をかかせない対策が先決でしょうね。適度な清涼感の
ある環境を演出してあげてください。住宅事情もおありでしょうが、みるも
無残な姿にしたくなければ、住宅事情など……、です!!
 外出などで、どうしても汗をかかせた場合は、一緒にぬるめのシャワーや
水遊びをしましょう。この時期の親子のスキンシップほど、子どもの心身の
成長に大切なものはありません。心地よいスキンシップによって、心身が活
性化し、アトピーの改善を早める可能性もあるのですから。
 とにかく、ちっちゃな子どもは、すべて親次第です。子どものQOL(Quality
of Life=生活の質)だって、親次第ですからね。
 先ほど汗がヒスタミンの放出を活発にするといいましたが、汗自体にも
かゆみを起す原因はあります。
 汗の約99%は水分ですが、あとの1%には塩分や金属、尿素、乳酸などが
含まれています。このたった1%がクセもので、皮膚を刺激するのです。
 普通は表皮の皮脂膜がバリアとなって、外からの刺激をガードします。
ところがアトピーの場合、このバリアが働かず、汗などの刺激が皮膚に入り
こんで、かゆみや湿疹を悪化させるわけです。つまりは、ヒスタミンとの
ダブルアタックをうけるわけですから、たまりません。
 というわけで、汗をとにかくマメに取りさる努力が大切ですが、ここでは、
ちょっと人には聞きづらいという箇所の汗対策をお教えしましょう。

乳輪に湿疹があるかどうかは、
アトピーのサインでもあります

◇乳首・乳輪
 体のなかで、乳首や乳輪のアトピーがいちばんひどくて悩んでいる人は
けっこう多いのです。診察は基本的には体全体を診察するのですが、患者
さんがブラをつけたままで診察する医師も少なくありません。どうしても、
乳首や乳輪の症状を見落としがちですし、患者さんもはずかしがってその
箇所の症状を伝えられないのが現状のようです。
 アトピーの判断基準には「乳輪にアトピーができているかどうか」という
項目がありますが、ここに湿疹なりができていればアトピーのサインとなる
箇所でもあるのです。
 子どもや男性にも、この箇所のひどいアトピーはいますが、とくに女性に
多いようです。
 月経前にアトピーが悪化する女性が多いのが原因不明であるように、乳首
や乳輪のアトピーが女性に多いのも、残念ながら、原因不明です。
 木綿のスポーツブラやタンクトップがいいのですが、乳首が擦れる場合は
乳首や乳輪にワセリンタイプの保湿剤をぬって、パットで固定するか、ガー
ゼをあててブラをするのも手ですね。
 ブラ自体はしめつけている部分も含め、とくに夏場は汗によるトラブルメ
ーカーですが、「胸の形が悪くなると思うと、ブラをしないわけにはいかな
い」という、年頃(だけじゃないですが…)の患者さんも多いのも事実。乙女
心はなんとも切ないもんです。
◇局所
 性器の周辺から肛門にかけても、アトピーの症状が強くでる箇所です。
女性の場合はオリものの関係もあって大変です。いつも湿っているような
状態ですから、湿疹もできやすく、しかも悪化しやすいわけです。
 まず絶対にかき崩さないこと。なかにはかき崩してただれ、毛がすべて
抜けてしまったケースもありますから。
 では、そうならないためにどうするか。局所専用のおしぼりを用意して、
ビニール袋などにいれて冷蔵庫で冷やしておきます。5~6本は用意しておく
といいでしょう。
 局所から肛門にかけての部分がかゆくなったり、汗ばんだら、そのおし
ぼりをあてるように、マメにふきましょう。
 とはいっても、学校やお勤めの人の場合は、そうもいきません。以下の
ような工夫をしてみてはいかがでしょう。

・パンストをやめて、ストッキングにする。
・下着は木綿のもので、トランクスやフレア パンツなど、締め付けないものに。
・脚はできるだけ組まないで座る。
・生理時に湿疹がひどくなる場合、ナプキン が合ってないことも考えられます。
ナプキンを替えてみてください。商品によって、 合う合わないもあるようです
から。タンポンを使うのも手ですが、膣炎をおこしている人は治療をしてからな
のは、いうまでも ありません。
 いずれにしても、湿った状態、汗ばむ状態をできるだけ避けることですから、
そのための工夫をぜひやってみてください。

乳首や乳輪、局所の構造は
皮膚とも粘膜とも違います


 乳首や乳輪、それに局所は、唇と同様、皮膚とも粘膜とも違い、
独特の構造になっています。
 これらの箇所に薬をぬる場合は、市販の薬もふくめて、必ず医師の指示に
従ってください。薬の吸収の仕方がちがいますから、けっして素人判断を
しないこと。いずれにしても、薬をぬったほうがいいかなと思ったら、
医師に診察してもらうのがいいでしょう。
はずかしいのはわかりますが、病気によっては、体のなかだって医師に
見せなくちゃいけないのですから……。
 少しの勇気と、少しの努力は、"改善"のために必要ですよ。
 では、おだいじに!!







**************************************





************************************

*********  特集 アトピーとストレス   **********


アトピー性皮膚炎が社会問題化しているのではなく
"社会問題"がアトピー性皮膚炎を作っている



「やせたい」願望とストレスにも
非常に強い関連があった!!

 首都圏の話ですが、「やせたい」と、考えている小学生が女子の7割、男子の4割以
上という調査結果がありました。東京成徳大学の深谷和子教授(児童臨床心理学)が中
心になって昨春実施したもので、小学校5校の4〜6年生1100人が対象でした。
 それによると、「うんと、または少し、やせたい」児童は女子で69.2%、男子で
44.6%。男女とも90%前後は食事制限が体に悪いと思っていましたが、「どんなに、
または多少は、体をこわしても"やせたい!!"」と回答した女子が28.3%、男子が
20.6%だったそうです。
 やせたいのは願望だけでなく、実際にさまざまな減量法を試してもいました。「実
際にやせた」のは女子69.4%、男子67.6%。まずまずの成果のようです。やせたい理
由としては、「うんとやせたい」子の46.5%が他人の評価が「とても気になる」とあ
ります。結果、やせ願望とこれらのストレスの関係の有無を数学的に調べたところ、
「非常に強い関連がある」現状が浮かびあがったそうです。

 前置きが長くなりました。アトピー性皮膚炎の話にはいりましょう。アトピーある
いはアレルギーの悪化要因として「ストレス」を第一にあげる医師が増えています。
東京女子医科大学の川島眞教授(皮膚科)は、アトピー性皮膚炎患者の"引っ掻く"行
為について考えていて重要なことに気づいたと、ある市民公開講座でのべています。
「患者さんは必ずしもかゆいから掻くのではなく、かゆくなくても掻いている。その
背景には患者さん自身もよく自覚できていない、心理的ストレスがある。発疹がある
からかゆい・かゆいから掻く・掻くから悪化する、といった単純なシナリオでは、も
はやアトピー性皮膚炎は語れず、治療もできない」
「私たちは、アトピー性皮膚炎が社会問題化していると考えていましたが、むしろ社
会問題がアトピー性皮膚炎を作っているといったほうが、正しいようだ。今後は、ス
トレス問題にもっと踏み込んだ治療が必要なことを痛感している」

民間療法の改善効果は
一種の"プラセボ"効果?

 同講座では、川島教授がアトピー性皮膚炎患者530名に民間療法の経験の有無につ
いてアンケートした結果も紹介されました。経験者は186名で、「よくなった」のは
いずれの民間療法(温泉、深海水、SOD様食品、美肌水、強酸性水、還元水など)でも
約20%。薬の効果を試す実験で、偽薬(プラセボ)効果とよばれる、症状の改善にまっ
たく関係のないものの投与に改善効果をみせる割合も約20%。
「民間療法で『よくなった』というのは、一種のプラセボ効果で、本当の効果と混同
している可能性が高い」

 ただ「患者さんの悩みに、十分耳を傾けていない」医師が多いことを考えると、
「話をよく聞いてくれる」民間療法があって、それなりに効果があがっているとすれ
ば、それ自体けっして無視できるものではないでしょう。心理的ストレスがアトピー
性皮膚炎の悪化要因であるとすれば、医師の問診姿勢も改めなければならない要素の
ひとつといえます。

子供にとってのストレスの原因を
大人はどこまで理解しようとしているか

 さて、子供のアトピー性皮膚炎ですが、患者さんと医師との対話というよりも、
もっと広く、家族や学校、隣近所といった社会環境のなかで、それぞれの立場の大人
たちが、子供をメンタル面でもバックアップしていくということが大切ではないで
しょうか。これはアトピー性皮膚炎の患者さんに限ったことではなく、子供と大人の
基本的な関係が今日的にはどうあればいいのかという根本問題、また川島教授のいう
「アトピー性皮膚炎を作る社会問題」とも共通する課題で、その解決策を具体的に模
索するのは個々の大人ということになります。ストレスにむしばまれ、悩む子供たち
以上に、大人はこれらの"問題"をより真剣に考え、社会と子供との関係改善に努め
なければなりません。

薬に頼るだけでは
アトピー性皮膚炎は改善しない!!

 小学生が「やせたい!!」と思う現実を、小学生がやせるなんてことを考えなくてい
い」とか、「ダイエットがからだに悪い」と、いくら理屈をいっても、子供には理解
できません。子供なりにやせたい理由があり、必死なのですから。結果、ストレスと
して、たとえばアトピー性皮膚炎が発症、あるいは悪化したとしても、それを「ダイ
エットなんか考えるからだよ」では、なんの解決もみないのです。では、どうすれば
いいのか。模範解答などありません。大人がそれぞれの立場、患者さんとの関係にお
いて試行錯誤していくしかないのです。 かといって、薬によって改善させようと躍
起になるだけではすまない、ということも確かです。
(文・村田久一郎)






*************************************






*************************************
************  読者の声  *****************

(このコーナーの治療法をためす際は自己責任でおねがいします)


   今回はありません。
   読者の方々の様々な体験談や御意見をお待ちしています。

      

****************************************
****************************************





****************************************


アトピー、ステロイド情報センターからのおしらせ
〒530−0047 大阪市北区西天満3−4−5−402
TEL 06-6364-0275
             アトピーステロイド情報センターは、アトピーに関する情報
             が氾濫する中、お互いの治療体験を交換することで、情報を
             整理し、患者同士がより良いアトピー治療を模索する場とし
             て発足したNPOです。
             
                      
     
    

        
    
    <成人アトピーノッキングネット(仮称)>発足

             (目的)
              *成人アトピー患者、その親(家族)および支える人たち
               で構成し、それぞれの立場から成人アトピーに関わる
               問題を考え、疑問や要望を行政に訴え、成人アトピー
               の人たちが市民権を得、生きていきやすい社会環境に
               することを目指すものとする。
              *親同士の親睦を図り、情報交換もしながら次の活動を
               行う。

             (活動事案)(仮)
* 患者とその家族の生活実態調査を行政や保健所に要請
する。
               調査内容や調査方法については、当会も参加して実施
               することを要望する。
              *ステロイド以外の<根本治療>と、社会的対策を確立
               してもらいたいことを行政に要請する。
              *成人アトピーの病状や現状などについて、労働基準
               監督署および企業人事担当者に知らしめ、労働基準
               監督署には企業への指導も要請する。
               (ASIC作成パンフレット、情報をもって)
              *医療環境の改善の指導を行政に求める。
              *生活援助のノウハウなどを患者や親に伝える
              *署名活動

    





 
             


****************************************

****************************************

****************************************



このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して
発行しています。 http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000071202)