第6話 2/2頁
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●排卵期(はいらんき)
成熟する卵胞のうち、1個だけが成長を続けて「主席卵胞」となります。他の成長卵胞は次第にしぼんでいきます。個人差はありますが、約2週間で主席卵胞は成熟します。主席卵胞の直径が約0.2mmになると、卵胞刺激ホルモンの分泌は抑えられます。同時にエストロゲンが脳下垂体に働きかけて、黄体化ホルモンの分泌をうながします。
その黄体化ホルモンの刺激によって、卵胞の膜が破れ、卵子が飛びだします。そして飛びだした卵子は、卵管の先端にある、ちょうどイソギンチャクのような形をした卵管采(らんかんさい)から卵管に取り込まれて、子宮へと入っていきます。
これが排卵です。
●黄体期(おうたいき)
卵子が飛びだした後の卵胞は、黄体という組織になり、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。この黄体ホルモンの作用によって、血液と養分が子宮に送られ、子宮内膜の妊娠準備が整えられていきます。卵管の太い所で卵子と精子が結合して受精卵となり、子宮内膜に着床すると妊娠です。
卵胞ホルモンの代わりに黄体ホルモンが分泌されるようになると、子宮内膜から粘液がでて受精卵が着床しやすい状態となります。受精卵が着床すれば、黄体ホルモンがさらに分泌され、子宮内膜の受精卵育成に適した状態を保ちます。
黄体ホルモン(プロゲステロン)は体温を上げるので、この期間は高温期となります。
● 月経期(げっけいき)
妊娠(受精卵が着床)しなかった場合には、黄体の働きが衰えて、黄体ホルモンも分泌されなくなります。すると不要になった子宮内膜がはがれ、子宮内膜に蓄えられていた血液といっしょに体外へ排出されます。これが、生理(月経)です。生理の情報は脳の視床下部に伝えられ、新たな卵胞期がスタートします。
黄体ホルモンが分泌されなくなるため、体温も一気に下がります。
このような規則正しい女性特有のサイクルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンの増減によるものです。
子宮内膜は排卵から10〜14日で妊娠の準備を整えます。その後の約14日間に妊娠がなければ、子宮内膜がはがれ、新たなサイクル(性周期)へと入っていくわけです。
このサイクルは健康であれば、閉経まで続きます。
●次回予告●
生理といっても、その状態は女性の数だけあります。不快な症状、痛みにも軽重があり、個人差があります。それだけではなく、人それぞれに、いろんな症状を訴えるのも特徴といえます。生理時、女性がどのような症状に悩んでいるのかを整理してみましょう。