第5話 1/2頁

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「生理」とは初潮から閉経までの間、毎月起きる子宮からの正常な出血のこと

  当然ご存知でしょうが、生理は男性にはありません。女性だけのものです。「生理」は、医学的には「月経」と表現します。前出の厚生省(現・厚生労働省)児童家庭局母子保健課が出した「生涯を通じた女性の健康施策に関する研究会」の報告書で、「生理」ではなく「月経」と表記されているのは、そのためです。

 一般には、どちらでも通じますから、気にすることはないのですが、「生理」と「月経」は同じものであるということを、念のためにお伝えしておきます。したがって、「生理痛」=「月経痛」ということです。

 さて、生理が女性特有のものであっても、生理について正しく理解している女性は意外に少ないようです。
「学校で習ったような気もするけど、細かいことは忘れちゃった。ようは、なぜか知らないけど毎月やってくる、気持ちの悪い出血のことよね」
 といった具合です。

 生理は初潮から閉経までの間、毎月起きる、子宮からの正常な出血のことです。子宮をはじめとする体が健康であり、ホルモンのバランスがとれていて、また精神的にも極度のストレスに犯されていなければ、毎月決まったサイクルで起きるものです。

 では、なぜ生理が起きるのか。それは女性が赤ちゃんを産むという大切な役割を担っていることと関係があります。初潮の訪れは、妊娠できる、つまり赤ちゃんを産める体に成長したということです。そして、閉経は、体的には赤ちゃんを産むという役割を終えたということです。

 妊娠可能となった女性では、定期的に排卵という精子の受け入れ態勢が整います。そして受精した卵子は、子宮の内膜に着床しなければ成長することができません。このとき子宮内膜といわれる子宮の内側をおおう粘膜が平常のままでは着床しません。着床できるように子宮内膜は、栄養分を十分に含んだ新鮮な血液で厚くなります。着床できる条件は、受精卵を成長させるための条件でもあります。


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