第3話 2/2頁
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女性ホルモンのプロスタグランディンが
生理痛のいろんな症状を引き起こす
子宮を収縮させるのは、子宮内膜から分泌されるプロスタグランディンという女性ホルモンです。このプロスタグランディンの分泌量が体質的に多い女性は、生理痛がひどいといえます。
ストレスも生理痛をひどくする原因となります。ストレスには精神的なものと肉体的なものがありますが、生理痛の原因となっていたストレスが消えるのと同時に生理痛もなくなったというケースは結構あります。それほど、生理痛はデリケートでもあります。逆に環境が変わったことで、いままでなかった生理痛に悩まされるようになったというケースもあります。
困ったことに、生理痛に対する恐怖感、「また今月も生理痛で苦しむのか」といったことも、ストレスの悪循環となって、生理痛をいっそうひどいものにしてしまうケースもあります。
「人工中絶をしたのが生理痛の原因ではないか」と悩む人もいます。人工中絶自体は生理痛の原因にはなりませんが、そうやって自分を責めること、精神的なストレスが生理痛の原因にはなっていきます。
体を冷やすことも「機能性」の生理痛をひどくします。体を冷やすと血行が悪くなります。その結果、生理の血液を子宮外に押しだすためには、より多くのプロスタグランディンを分泌させて、血流のよくない子宮をより強く収縮させなければなりません。痛みがひどくなるわけです。
生理痛に伴う症状は、下腹部や腰の痛み、あるいは頭痛だけではありません。下痢や吐き気を伴うこともあります。イライラやめまい、寒気、肩こり、発熱、手足の冷えなど様々です。これらはいずれも、子宮を収縮させるプロスタグランディンが原因です。
プロスタグランディンは、胃腸を刺激したり、自律神経のバランスを崩したり、また全身の血管を収縮させて血流を悪くしたりする働きがあります。人によて、訴える症状やその種類、程度は異なりますが、いずれにもプロスタグランディンが大きく関わっているのです。
●次回予告●
「機能性」の生理痛が、病気ではありませんが、「器質性」の生理痛は病気由来です。体の成熟とともに増えてくる「器質性」の生理痛について触れます。