第2話 2/2頁

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Nさんを「慢性疲労」から救ったフォーミュラ「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」

  1)黄耆(おうぎ) 15g
  2)人参(にんじん) 10g
  3)白朮(びゃくじゅつ) 10g
  4)陳皮(ちんぴ) 6g
  5)升麻(しょうま) 3g
  6)炙甘草(しゃかんぞう) 5g
  7)柴胡(さいこ) 3g
  8)当帰(とうき) 10g
  9)生姜(しょうが) 3g
 10)大棗(たいそう) 3g  
                   「漢方方剤ハンドブック」(菅沼 栄 著)東洋学術出版社

 黄耆(おうぎ)と人参(にんじん)は、私たちの身体機能を高める重要なハーブです。とくに人参(にんじん)は、古来より強壮剤として使われていて、心不全などで血圧がさがった危険な状態の患者にも用いられます。

 TCMでは、「気(チー)を補う」ために黄耆(おうぎ)や人参(にんじん)を用います。気(チー)については後述しますが、黄耆(おうぎ)や人参(にんじん)は慢性的な疲労や衰弱にも効果を発揮するのです。これらに共通していえることは、ホルモン系や神経系を活性化して、免疫力を高める働きがあります。それによって、慢性疲労を根本から治せるわけです。

 また、これらには性腺機能を活性化する働きもあります。そのほうでお悩みの方にもお勧めです。

 Nさんの「慢性疲労」を改善したのは、黄耆(おうぎ)と人参(にんじん)を中心に10種類のチャイニーズハーブを組み合わせたフォーミュラ「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」でした。

 では、これらハーブの組み合わせが、なぜ「慢性疲労」のような現代医学でも治せない症状を改善できるのでしょうか。
 そこにこそ、TCMが4000年にもおよぶ臨床を通して体系化してきた偉大な知恵の結実、現代にも通じる「人間」のための医療の真髄があるわけです!!

※半年以上にわたって自覚的な疲労感が続く「慢性疲労」だとしても、必ず病院で検査を受けてください。何か病気が隠れていることもあります。信頼てきる病院で検査を受け、具体的な病気がみつからない場合にのみ伝統医学による「慢性疲労」の治療を受けるようにしてください。


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