第1話 2/3頁

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西洋医学では、「慢性疲労」を治せない!!

 半年以上にわたって自覚的な疲労感が続く場合を「慢性疲労」といいます。日常生活に支障をきたさない程度の軽い疲労感でも、半年以上続けば「慢性疲労」です。疲労以外に何か自覚症状があるか、何かの病気にかかっているか、なども関係ありません。

 Nさんの場合、熟睡できない、強い疲労感、食欲不振、手足の冷えといった自覚症状だけでなく、仕事に集中できず、結果的に能率が悪く、ミスも目立つようです。
 病院の検査では、肝機能障害や貧血なども含めて異常はみられませんでした。また、一時話題となった「慢性疲労症候群」にもあてはまっていません。

 慢性疲労症候群は、厚生労働省やアメリカ防疫センターが定めた判断基準を満たす必要があります。症状としては、疲労のために1ヵ月に数日は会社や学校を休む状態が半年以上続きます。医師の診察や検査で、具体的な病気が見つからないことも判断基準になります。

 Nさんの場合、明らかに慢性疲労です。考えられる原因としては、勤め先の会社の業績が悪く、社内の人間関係がギスギスしていて、ストレスがたまっていることのようです。そこまでわかっても、治療方法(?)としては「ストレスをためないようにする」しかないのでしょうか。

 残念ながら、西洋医学で「慢性疲労」は治せません。慢性疲労症候群についても同様です。現時点では特効薬もなく、ビタミンなどで症状改善を図っているのが実情です。

 たとえばビタミンCの大量投与(4g/日)により活性酸素を除去することで体の活性化を図ったり、ビタミンB12の投与で睡眠障害を除去し、熟睡によって疲労回復を図るなど、ある程度の効果がみられたという報告はあります。しかし、完治する人の割合はそれほど高いものではありません。


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