第1話 1/3頁
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*ハーバルセラピー
現代人を蝕む「慢性疲労」の悲劇
東京都内の銀行に勤めるNさん(28歳・OL)は、ここ1年近く、疲れがとれない日が続いている。しかも半年くらい前から、疲れ方が半端ではなくなった。休日はオフを楽しむどころか、一日中ベッド暮らし。起きてるいのか寝ているのか……。「そんなことはどうだっていい」と、なげやりな気持ちで無気力に月曜日の朝を待っている。
土曜日に何度か、気力を振り絞って、いくつかの総合病院で診てもらったが、“疲れ”程度(?)ではどこも真剣にとりあってくれない。少なくとも彼女には、そうとしか思えなかった。血液検査や尿検査では「何も異常が見当たらない」といわれ、あげくは「ストレスをためないようにすれば回復しますよ」で終わり。
「そりゃそうだろうけど、じゃあどうすればストレスをためないですむの?」「1年も疲れがとれないって、やっぱ異常じゃないの?」って、心のなかで先生にくってかかるのだが、声にはだせない。結局、彼女には、先生や看護婦の視線が「“疲れ”が何だ!!」と冷たく突き刺さってくるように感じられ、負け犬よろしく引きさがってしまう。
自分でもいまだに、「疲れなんて、一晩ぐっすり眠ればとれるはずなのに」と、心のどこかで思っているから、余計に“疲れのとれない自分”を後ろめたく感じるのかもしれない。いくらポジティブに考えようとしても、一向に疲れはとれてはくれない。
「ああ、私はダメな女なの?」。