トマトはインドでもよく食べられる人気野菜です。日本でも一人が年間で約6kgを消費するそうで、生産量も緑黄色野菜では国内第一とか。食欲のないときには好きな食材を工夫することです。
トマトスープは食欲を増進させるだけでなく、トマトが消化器系のガン予防に有効だというデータがあります。世界で最もトマトを食べるイタリアで行われた疫学調査の結果ですが、トマトの摂取量が多いほど消化器系ガンの発生が少ないことが確認されています。
トマトに含まれるリコピンは、活性酸素を除去し、老化の予防や生活習慣病の予防に効果を発揮します。またリコピンは 悪玉コレステロールの酸化を抑制します。悪玉コレステロールは増えすぎると動脈硬化の原因となるほか、活性酸素などによって酸化されてさまざまな疾病を引き起こします。この酸化を抑えるのがリコピンです。
ジャガイモには100g中に30mgの壊れにくいビタミンCが含まれています。イチゴのビタミンCは80mgですが、水で洗うだけで果実から溶け出してしまいます。ジャガイモのビタミンCは熱にも強く、しっかりと体内に届くわけです。また、ビタミンB群は野菜の約2倍。ジャガイモが主食として食べられるというのもうなづけます。
ニンジンといえばカロチン。カロチンの含有量は1位のシソ、2位のパセリにつぐ第3位の野菜だとか。ニンジン80g(中1/2本)で一日の必要量を満たします。その他のビタミン、ミネラル群も少量ですが、人が必要とする大半を含んでいます。また、数値を超えた滋養強壮効果もあり、食材としては大いに食卓に登場させたいものです。原産はアフガニスタン。
生薬の人参(にんじん)とは種類がちがいますが、ニンジンは胃腸の粘膜を強化し、血液を補う働きがあります。病後の静養中、お年寄りや虚弱体質のお子さんは、とくに常食をおすすめします。
また、血糖値を下げる成分のあることも最近わかったようです。糖尿病の方、その予備軍の方も積極的に食べるといいでしょう。
クミン(クミンシード)はヨーロッパでは古代から薬用として利用されていました。また古代ギリシャでは、食欲のシンボル、中世ヨーロッパでは恋人の心変わりを防ぐとして、戦地に赴く騎士にもたせたり、結婚式で花嫁・花婿のポケットにしのばせる習慣があったようです。
インドのカレーやアフリカ北部のクスクス、テキサスのチリコンカンなど各国の個性的な料理で、香りの主役として使われています。
クミンは消化を促進し、胃腸内にガスがたまるのを防ぐ作用があります。またインドやアジアの熱帯地域では、下痢や腹痛の治療薬として、また肝機能を高めるために利用されています。
スパイスを上手に料理に生かして、食欲を刺激しましょう。食べることが、元気になる第一の近道です。体外から栄養を取り込まない限り、人間はエネルギーを体のすみずみにまでいきわたらせることはできないのですから。
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