2 紅花仙桃茶(こうかせんとうちゃ)
牡丹は中国の国花です。また、新年を祝う花でもあります。国民に愛される牡丹の花の形に仕込む紅花仙桃茶は、牡丹同様、中国民に愛されるお茶でもあります。
仙桃とは、中国の伝説にある不老長寿の桃のことです。
昔、西王母(せいおうぼ)という仙女が住む崑崙山(こんろんさん)に、蟠桃園(ばんとうえん)という果樹園がありました。そこで作られる桃が仙桃とか。日本でも良くしられている「桃源郷」は、蟠桃園の別名です。
中国の国花・牡丹を形どり、千日も色あせないとされる千日紅に「変わらぬ思い」を託し、さらには仙桃の名に「いつまでも健康でありたい」との願いがこめられた紅花仙桃茶。とても縁起の良い中国茶といえるでしょう。
紅花仙桃茶には、茉莉花(ジャスミンの花)で香りづけをした、いわゆる花茶もあります。しかし、紅花仙桃茶の美しさを十分に堪能するには、茉莉花の香りが自己主張しすぎるようです。緑茶のほどよい風味こそ、「牡丹の花」を心ゆくまで鑑賞するには適していると思います。
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