マイカイ花(まいかいか)は4月から6月ころ、つぼみのときに採取して弱火で乾燥させ、薬用にします。花には理気や調経の効果があり、自律神経失調からくる緊張や躁鬱、またストレスからくる腹痛や頭痛、吐き気、不眠、集中力の低下などにも効果があります。中国ではマイカイ花(まいかいか)を蒸留酒に浸したマイカイ酒(マイカイ露)も愛飲されています。
陳皮(ちんぴ)は、成熟した温州(うんしゅう)ミカンの皮を天日乾燥させたもの。古いものほど高品質とされていのす。胃液の分泌を促進させる作用や胃の働きを活発にします。またミカンをむいたときに立ちのぼる香りは心落ち着かせるものがありますが、皮に含まれる精油成分などの鎮静作用によるものです。リラックス効果もあるわけです。 ところで温州ミカンは「温州」というくらいだから、中国浙江省温州が原産だと思っていませんか。確かにミカンは中国から伝えられたとされていますが、温州ミカンとして私たちが食べているミカンは鹿児島県が原産とか。中国ミカンを栽培していて突然変異で生まれたそうです。種が少なく、甘味も強いので江戸時代末期から全国に広がり、各地で栽培されるようになりました。いまではアメリカでもテレビをみながら手軽に食べられる(手で簡単にむける)ので「テレビオレンジ」といわれ、従来のナイフを使うオレンジを追い越すほどの人気です。
陳皮(ちんぴ)は、日本が海外に輸出する数少ない生薬のひとつでもあります。
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