第3話 1/2頁

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☆★★早乙女真美の特命リポート☆★★

「『素肌美人』をつくると噂の体内トライアングル『NISHI(ニシ)』を徹底調査・報告せよ!!」

現代医学最先端研究で、「生薬美肌術」の実力がいま明らかになる!!


免疫系は生と死の両方の指令をだして
生体をコントロールしている!?

・そういえば、こんな研究報告を読みました。「皮膚に備わった感覚機能が活性化することで、皮膚の免疫機能が影響される可能性が考えられる。一方、皮膚感覚は神経系、内分泌系、免疫系を調節する機能のあることが知られていて、皮膚からの入力はこれらの系への影響を経由して、逆にこれらの系による皮膚機能調節という形で、再び皮膚に戻ってくることになる」。

「スキンケアがいかに大切かということだが、皮膚を活性化させるシステムの中心はNISIにある。その体内トライアングル『NISI』を、皮膚からの働きかけでベターにしようとしても、NISIは体全体の影響を受けている。我々が意識的にNISIの体制立て直しに協力しなければならないほど、人間の体は悲鳴をあげているのだよ」

・東京医科歯科大学医学部感染免疫病理学の広川勝c教授がつぎのようなことをおっしゃっています。

『生体の成り立ちから考えると、神経系、内分泌系、免疫系はお互いの領分を認めあっているのだろうが、他の系のいいなりになることはないだろう。基本的にはそれぞれが独立して機能していると思う。それでいながら、普通はいい関係、バランスを維持しているのだが、ストレスなどの外部からの刺激が大きすぎると、バランスをくずし、各機能が他の機能のことをあまり考えずにマイペースに機能しだすのではないか』

『ストレスによって神経系から免疫系へ物質のやりとりがあるということは、はっきりとわかっている。たとえば、ストレスが加わると、副腎皮質ホルモンがでるが、これが免疫系のリンパ球に対して抑制的に働くから、免疫力も弱まると考えられる』

・ストレスが体内トライアングル『NISI(ニシ)』のバランスを崩す要因になっているのは間違いないようですね。
「そうだな。広川教授というと、『免疫系は寿命を限定するシステム』『胸腺は生命の時限装置』ではないかという説も発表されている」

「胸腺は免疫系の中枢をになっているが、若いころから萎縮をはじめ、高齢になればなるほど小さくなってしまう。免疫系が自衛隊、いや外敵から体を守る機能をもっているということは、胸腺が小さくなると、自衛できなくなってしまう、ということだ」

・やっぱマウマウ、「自衛隊」気にいってる……。
「何かいったか?」
・いいえ!!

「……、でだ。厚生労働省の死亡率統計では、1位がダントツでガン、2位、3位が脳血管疾患や心疾患。4位は何だと思う。65歳以上になると肺炎、つまり感染症が急増してくる。90歳以上だと順位は、脳血管疾患、心疾患、肺炎、老衰、そしてガンとなる。肺炎が3位にあがってくる」

「外敵から体を守るのが免疫系の仕事だとすると、体としては免疫力が落ちてもらっては困るわけだ。まして寿命というものがある以上、必ず死は平等に訪れる。となれば、体を守るべき免疫系がわざわざその力を落とすことがおかしい」

「で、広川教授いわく『免疫系が体を守ることで寿命が伸びるということもあるが、もうひとつ、実は免疫系というのは、寿命を限定するシステムではないかと思う』」

 


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