第13話 2/2頁

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文献に残っているのが「神仙玉女粉」(しんせんぎょくじょふん)
作り方は――。
1 旧暦5月5日(端午の節句)に採取した益母草をよく乾燥させて粉末にします。泥のついたものは無効。
2 ふるいにかけて、微粉末をつくります。
3 少量の小麦粉と益母草の微粉末に水をくわえて、固めに練ります。
4 そしてニワトリの卵大のお団子をつくります。
5 ふたたび天日で乾燥させます。
6 できあがった益母草のお団子を20分ほど直火で焼いて、さらに弱火で24時間(!!)火にかけ、焼き上げます。焼くには木炭を使用。
7 すると、益母草のお団子は、きれいな白色になり、それを乳鉢ですって粉にします。

使い方と効果は――。
1 益母草の焼き粉500g+滑石粉(タルク、あるいはカオリン)50g+臙脂(紅)3gを混ぜて、朝晩2回、顔や手を洗います。
2 アンチエイジング、つややかな顔面、シミやシミをなくす、古い角質をとるなど。

則天武后は一生、この「神仙玉女粉」を使っていたそうだ。
ちなみに、益母草はシソ科のメハジキのことで、ヨーロッパ原産の同属植物をマザーワァートという。意味は「母の草」だ。
たぶん日本ではじめて則天武后の美容法を日本語で紹介した『漢方の美容』(東京書籍)の著者、磯公昭氏は、「益母草を焼くときは、焦がしてはダメ」とおっしゃった。つまり、お団子そのままを、きれいな白い灰にするのだ。

母ちゃんスゴけりゃ、娘もすごい!!
則天武后と高宗の娘、太平公主もまた、母親似のうつくしさだった。さらに磨きをかける美顔用クリームを好んで使っていたという。
材料は、旧暦3月3日に摘み取った桃の花と、旧暦7月7日に採った烏骨鶏(うこつけい)の血である。桃の花は日陰で乾燥させて粉末にする。そこにクリーム状になるまで血をくわえて、できあがりだ。白い肌を作るクリームとして、顔や全身に使ってOK。朝の洗顔後や、夜寝る前などに使用。

いかがでしょうか。
伝統の処方というのは、レンジでチンする現代とちがって、またドライハーブが市販されている現在とちがって、火の時間やその調節、採取の時間や乾燥時間などが重要になる。宇宙的な規模、その生成変化とともに、制作が完成されるのだ。

このような中国伝統の美容法を参考にして、植物の力を借りて、はたまた鶏や動物のパワーを借りて、あっと驚く使用法や効果効能が見つかったら、最高ね。美容に真実あり!!

「筏丸けいこの突撃レポート<中国4000年の伝統医学にもとづいた美容法>」は、都合により、
しばらくお休みいたします。毎回、楽しみにしていた読者のみなさま、申し訳ありません。(編集部)

 

 

                                                                                       

                                                                           

                                                                                                                                                                                                                                             


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