第10話 1/2頁
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「美容粉軍団」 一丁あがり!!!
スキンケアの基本は、やっぱり洗顔。洗顔にはじまり、洗顔におわる、とは、よくいわれることだ。私もこれまでいろいろな洗顔法をためしてきた。
「うぐいすの粉」(美容文化社)、あずきの粉、石けん、クレンジングミルク、スクラブ系、植物オイル、モロッコのガスール、緑豆の粉、ヒヨコ豆の粉、アーモンドの粉、米ヌカ、米のとぎ汁などなど。子供のころから顔を洗うのは、朝飯前!!!
ところが驚き桃の木。16・17世紀のヨーロッパでは顔を洗うのではなく、布で拭いていたそうだ。ブドウ酒入りの水で手をあらっても、顔を洗わず入浴もしない。布でからだをふいてよごれをおとし、香水や香りのする粉をつけるなど。まわりがそうなら、それが当たり前だもんね。そもそもはペストの流行が影響したようだが、毛穴から皮膚に水がしみこめば、からだを弱くするという不安があったらしい。生れたばかりの子を入浴させずに、かわりに牛の角の灰、砕いた鉛にブドウ酒をまぜたもの、また塩や油、蝋(ろう)などをぬって、病原菌が滲入しないように毛穴をふさいでいたようだ。髪の汚れおとしは、水なしでヌカがつかわれていたという。こりゃそうとうだね、水は恐れられていたのだ。
のちにコレラが流行したころ、水で洗う意味が逆転した。水で洗う、お湯で洗うのは、からだの衛生管理上よく、またからだの働きを活性化する、と。
どう? 顔をあらわないで1週間とか、すごせますか?
私……すごせるかも。もう、おとなだし、不精なもんで。
しかし、洗顔、パシャパシャ、きもちいい。
中国宮廷伝来の数々の美容法をしらべていると、○○洗顔法といわれるものがかなりある。290年つづいた中国王朝・唐の皇室には多くの化粧法があったようだが、忠実にのこっているらしいのは12代皇帝の娘、永和公主の美容洗顔法で、基本に豆をつかった「澡豆法」(そうずほう)と呼ばれるものだ。
古代中国の洗顔剤は大豆+漢方薬だったそうで、その後、大豆ではなく黒大豆がつかわれるようになったとか。「永和公主の美容洗顔法」は、黒大豆の粉をつかっている。
豆の粉で顔をあらう方法は、現代につたわっている。
おばあちゃんの知恵みたいな脂性肌を改善するあずきの粉は商品になっているし(あずき20粒くらい、スリバチですって、その粉で洗うというハンドメイドも可能です)、インドのアーユルヴェーダでは、オイルマッサージのあとの洗浄にベーサン(ヒヨコ豆の粉。ヒヨコ豆とチャナ豆は同じ)をすすめている。ベーサンのほか、緑豆(ムング豆)などの豆関係のクレンジングは、余分な油分を落とすが、しっとり感をのこす。豆は食べてOK、スキンケアにも最適。私の大好きな自然素材である。