第3話 2/2頁
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さて、古典美容レシピ、その材料がすごかった。羊の内臓の油や、豚の膵臓の油、ウコッケイの血や、ニワトリの糞のいちばん上の白い層、はたまた鍾乳洞の尖った部分の粉!? たとえば・・・。
「牛の油や豚の油、生薬も半夏(はんげ)や甘草(かんぞう)など有効成分のありそうなものを、ごちゃごちゃっと6ツ、7ツまぜて、さらに水をいれてまぜろって文献にあるので・・・うまくできるのかと思ったがやってみた、大きな鍋で。濾過したあとにできたけど」
いったい、どんな感じのものができたんですか?
「ニオイも強烈だったけど、見たかんじはラーメンのおつゆ。色も雰囲気も・・・」
ひえええーーーっ!! ラーメンクリーム?!
とても使えるようなニオイではく、二度と見たくない、作り方が正しかったどうかもわからない、という。
山口院長によると、古典レシピでは豚の膵臓がよく使われているそうだ。「おそらく膵臓の酵素、インシュリンもふくめて、たんぱく質分解酵素などいろいろな分解酵素がでるので、豚の膵臓を使えば酵素類がごちゃごちゃ入ったようなクリームができるので、肌にものすごくいいのではないか。以前、豚の膵臓で作ったときは、たしかに塗り心地がよかった。こんなクリームあるの、というくらい、すばらしかった」という。
山口院長はあきらめなかった。「豚の膵臓で、もう一度つくりたい・・・忘れられない良さがある」と、いった。レシピ名は、<令人面潔白悦沢紅潤方>。効能は、顔の黒ずみを治し、つやつやさせる。きれいに白くして、すべすべさせて、うるおいをあたえる。人をおどろかせる・・・。イカダマルもそれ、使ってみたいです。
つづく