第1話 1/1頁
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*ハーバルビューティー
見た目一瞬の美しさ!!
一瞬≠ヘ電光石火のごとくやってくる。「おゝ、なぜ、あなたはそんなにうつくしいのでしょう!」。道ですれちがう人、通勤ラッシュに乗りあわせた人たち、会社の同僚やお父さんお母さん、恋人、夫、愛人が驚く。子供や近所の犬のポチまでもが、たぐいまれな美しさにみとれて、頬をそめる。ワ〜〜〜〜ン!
この一瞬にして、ビビッと伝わる美しさは、上手なメイクや若い人のぴちぴちした肌とは違う。また同じ化粧品が世界中に流通した末のグローバルな美とも違う。前代未聞の美しさだ。
ため息まじりにいいましょう。いったいどうしたらそんなに美しくなれるの!? 化粧品はなにをつかっているの? いつのまにそんなに美しくなったの? つぎつぎと質問したくなる。10の扉、いや、100の扉的質疑応答では間に合わないかも。いままで見たことないわ、こんなに美しいものを!
現代に生きるわれわれには想像不可能なお手入れがなされているとしたら・・・。
さあ、はじめますよ。その手法・美容法について。ゆっくり、たっぷりと、お話していきますね。
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それは、ある日、あるときのことです。東京都練馬区・恵明会クリニック院長山口典秀氏がいいました。
「楊貴妃がやっていたという美容法、やってみませんか? ほかにも則天武后や西太后などがやっていた伝統的な美容法がたくさんあります、どうです、やってみませんか」
楊貴妃がやっていた美容法をこの私が!? ヤブカラボウとはこのことだ。
クレオパトラは牛乳風呂?! 小野小町はヘチマ水?! 美人の代名詞でもある方々の美容法はいつだって魅力的だ。
楊貴妃は玄宗皇帝をメロメロにした妃だ。有名な白楽天の詩「長恨歌」では楊貴妃の美しさについて、天からあたえられた美しさ≠ニかひとたび笑えば、その笑う瞳のなんたるあやしさ=A水の中から、いま咲いたばかりの芙蓉(ハス)の花のように美しい≠ネどとたたえている。そこにおぼれて国政をわすれた玄宗皇帝。しかし楊貴妃が美しかったからこそ歴史にのこる大ロマンスに発展したのだ。
「太平記」(巻第37)でも美女・楊貴妃をほめちぎっている。<もともと美しい顔の楊貴妃なので、おしろいや口紅をつけるような、かりそめの美しさがどうして必要でしょう。そんなものいりません。人は、楊貴妃が話すのを聞くだけでも心が乱れるだろうし、ましてや実際に美しい姿をみた人はなおさらびびってしまうでしょう。そうでなくても楊貴妃は生まれつき容色美しいのに、そのうえ、黄金や翡翠(ひすい)の羽毛の首飾りをして、いい香りをただよわせて・・・白くふしぎなほどすばらしい肌に、蘭の香りをこめたクリームをぬって、湯にはいりカラダを洗うので、まるで半透明で硬く美しい石がとれることや梅の名所でしられる藍田(らんでん)の山に、あたたかな陽がさし、嶺の雪がとけて、まっしろで美しい石に涙があふれているような、また山の梅の木々が香りを吐きだしているのではと、あやしまれるほどです>。
コホコホ。むせてしまう。こりゃ相当なものです。天性の美しさがありながら、さらなるお手入れをするとは憎い楊貴妃である。いったいどんな美容法をやっていたのでしょう。
院長・山口氏によると、中国には、中国4000年の伝統医学にもとづいた美容学があるという。山口氏はその古典美容法が網羅されているという謎の書物をちらつかせた。数年前、それらの古典美容レシピを現代によみがえらせるべく、奮闘したのだという。
「この美容法をイカダマルさんが実践すれば、日本ではじめてということになるでしょう」
と、院長・山口氏。
植木じゃないけど、お手入れ・美容法は、すればするほど磨きがかかり、しているのと、していないのとでは、月とスッポン以上のひらきがでるだろう。<中国4000年の伝統医学にもとづいた美容法>、もう、やるしかないでしょう。すでに私は<中国4000年の伝統医学にもとづいた美容法〜〜〜効きそう、効きそう、効きそう>と、呪文のように、となえていたのだった。
つづく