トップ   > 用語解説 :  アロマテラピー ハーブデータベース, ハーブティー

出典:林 真一郎, "アロマテラピー LESSON", 主婦の友社

名称(カナ) 名称(学名) 科名 別名 使用部位 有効成分 作用 適応 備考
アーティチョーク Cynara scolymus キク科 和名は朝鮮薊(チョウセンアザミ) つぼみと葉部と根部 苦味質(シナリン) フラボノイド(スコリモサイド) イヌリン 酵素 肝臓、胆のうの修復および機能亢進とそれに伴う強壮 ストレスやアルコール過剰摂取による肝臓へのダメージ 血中コレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)等の上昇 動脈硬化など成人病の諸症状 強肝作用のあるハーブとしてダンディライオンとともによく用いられる。苦味が強いので飲みやすくするためには少量のハチミツで甘味をつける。
アンジェリカ Angelica archangelica セリ科 和名はヨーロッパ当帰(トウキ) 根部と種子 精油(アンゲリカラクトン、アンゲリシン、アンゲリカ酸、ベルガプテン) ビタミンB群(葉酸、ビタミンB12ほか) 内分泌系(特に女性ホルモン)の分泌調整とそれに伴う強壮 更年期の諸症状(冷え、のぼせ、体力低下) 月経前症候群 冷え症 貧血 虚弱 免疫力の低下 "女性の朝鮮人参″と呼ばれ、アメリカではDong Quai(当帰)の名で知られている。
エルダーフラワー Sambucus nigra スイカズラ科 和名は西洋ニワトコ 花部 脂肪酸(パルミチン酸、リノール酸、リノレン酸) フラボノイド(ルチン) ペクチン 粘液質 タンニン ビタミンC 発汗 保温 抗アレルギー 緩和 風邪、インフルエンザの初期症状と冷え症 花粉症、インフルエンザ等のカタル症状(充血、鼻水) 美容分野(抽出液をクリーム類の原料に使用) 外用(抽出液で結膜炎の湿布、洗眼水に) 俗に"インフルエンザの特効薬″といわれている。
オレンジフラワー Citrus aurantium ミカン科
花部 精油(リナロール、酢酸リナリル、ネロリドール、ゲラニオール) フラボノイド 苦味質 鎮静 緩和 神経緊張による不眠 月経前緊張症 精神不安およびそれに伴う抑うつ症状 オレンジフラワーから抽出した精油がネロリ。 リンデンとの相性が良いためブレンドに用いることが多い。
クローブ Eugenia syzygium フトモモ科 和名は丁字(チョウジ) つぼみ 精油(オイゲノール、カリオフィレン) フラボノイド 消毒 抗菌 鎮痛 歯痛 歯肉炎 食あたり 吐き気 食欲不振 歯痛や歯肉炎には抽出液を口に含み患部を手でしばらく押さえると痛みが治まる。オレンジピール(オレンジの皮を乾燥したもの)とブレンドすると飲みやすい。
ジャーマンカモミール Matricaria chamomilla キク科 マンサニーア 和名はカミツレ 花部 精油(アズレン誘導体、ビサボロール誘導体) フラボノイド(ルチン、クエルシメリトリン) 植物酸(吉草酸) 青酸配糖体 サリチル酸誘導体 コリン タンニン 消炎 鎮痛 鎮静 鎮痙 発汗 保湿 ストレスによる神経性消化器障害(胃潰瘍など) 月経前症候群 不眠 風邪、インフルエンザおよびそれに伴う寒気や頭痛 外用(抽出液を皮膚炎や目の炎症に湿布で用いる) ヨーロッパのハーブ療法を代表する植物で、幼児から老人まで安心して用いることができる。幼児には、落ち着きのないときや寝つきの悪いとき、風邪、腹痛、下痢などに。
ジュニパー Juniperus communis ヒノキ科 ワコルダー 和名は西洋ネズ、杜松(トショウ) 球果 精油(ピネン、カリオフィレン、ボルネオール、シトロネロール) フラボノイド 樹脂 利尿 抗菌 鎮痛 抗リウマチ 尿道炎、膀胱炎などの泌尿器系感染症 リウマチ 通風 関節炎 作用が強いので妊娠中や腎臓に障害がある場合は用いない。飲みにくいときはリンデンとブレンドするとよい。
セージ Salvia officinalis シソ科 レッドセージ 和名は薬用サルビア 葉部 精油(ツヨン、シネオール、カンファー、ボルネオール) フラボノイド 縮合タンニン ホルモン様物質 抗菌 収れん 内分泌系(ホルモン分泌)調整 咽頭炎、歯肉炎、口内炎など口腔粘膜の炎症 更年期に伴う諸症状(異常発汗、ほてり等) 作用がやや強いので妊娠中の使用は避ける。
セボリー Satureia montana シソ科 サリエット 和名はキダチハッカ 葉部 精油(カルバクロール) タンニン 樹脂 粘液質 強壮 消化器系機能亢進 心身の衰え 精神不安 判断力の低下 食欲不振 心と体の両面においてバイタリティーを高めるのに有効。
タイム Thymus vulgaris シソ科 和名はタチジャコウソウ 葉部 精油(チモール、カルバクロール、リナロール) フラボノイド サポニン タンニン 抗菌 鎮痙 去痰 風邪、インフルエンザによる咳、気管支炎、咽頭炎 食あたり 吐き気 抗菌作用の最も強いハーブの1つで風邪や口内感染症の予防として抽出液によるうがいも有効。
ダンディライオン Taraxacum officinale キク科 ピサンリ 和名は西洋タンポポ 根部 苦味質(タラキサシン) イヌリン 配糖体 コリン ビタミン カリウムなどのミネラル 肝臓、胆のうの修復および機能亢進とそれに伴う強壮 利尿 緩下(便通) 肝機能低下に伴う皮膚炎などのアレルギー症状 虚弱体質およびリウマチ体質 便秘 妊産婦の滋養強壮および催乳(母乳の出をよくする) これを焙煎したものは“たんぽぽコーヒー”の名で知られる。 ハーブティー用の市販品はほとんど焙煎してある。
ネトル Urtica dioica イラクサ科 和名は西洋イラクサ 葉部 蟻酸 ヒスタミン アセチルコリン クロロフィル ミネラル(鉄、ケイ素、カリウムほか) カロチノイド ビタミンC 増血 浄血 抗アレルギー 尿酸排泄 花粉症、皮膚炎などのアレルギー症状 貧血 糖尿病予防 リウマチ 通風 関節炎 妊産婦の栄養補給と催乳(母乳の出をよくする) "ミネラルの宝庫″と呼ばれ、また体質改善の目的でも用いられる。
ハイビスカス Hibisucus sabdariffa アオイ科 ローゼル カルカーデ 花(がく)部 有機酸(リンゴ酸、ハイビスカス酸、クエン酸) アントシアニン系色素 アミノ酸 ビタミンC ミネラル(鉄、カリウム、カルシウム、マグネシウム) 代謝促進 強壮 利尿 緩下(便通) スポーツや仕事による肉体疲労 水分滞留 消化機能の停滞 便秘 スポーツ選手が天然の栄養補給ドリンクとして利用することがある。
パッションフラワー Passiflora incarnata トケイソウ科 和名はチャボトケイソウ 花部とつる部 アルカロイド(ハルマン、ハルモール) フラボノイド 鎮静 精神安定 緩和 神経緊張、精神不安およびそれに伴う不眠 ストレス性の高血圧 過敏性腸症候群 幼児のけいれん、ひきつけ、喘息 習慣性のない穏やかな精神安定剤として用いられる。ベルベーヌやリンデンとブレンドするとよい。
ヒース Erica vulgaris ツツジ科 ヘザー エリカ 花部 配糖体(アルブチン) ヒドロキノン タンニン フラボノイド(クエルセチン) 抗菌 収れん 尿道炎、膀胱炎などの泌尿器系感染症 配糖体アルブチンが体内で加水分解を受け、ヒドロキノンに転化して抗菌作用を発揮する。
スイートフェンネル Foeniculum vulgare セリ科 和名は茴香(ウイキョウ) 果実 精油(アネトール) フラボノイド(ルチン) 胃腸の機能調整 鎮痙 利尿 緩下(便通) 内分泌系(ホルモン分泌)調整 消化不良 おなかの張りなどの胃腸の不調 水分滞留(むくみ) 便秘 肥満 催乳(母乳の出をよくする) 幼児の腹痛、疝痛(さしこみ) ジャーマンカモミールとのブレンドは"ベビーティー″の名で親しまれている。
ペパーミント Mentha piperita シソ科 和名は西洋ハッカ 葉部 精油(メントール、メントン) フラボノイド カロチノイド アズレン 胃腸の機能調整 中枢神経系(脳)の機能亢進 鎮痙 消化不良 食べすぎ 食欲不振 胸焼け 心身の疲労 注意力散漫 眠気 偏頭痛 疝痛(さしこみ) 過敏性腸症候群 つわり 心身をリフレッシュするハーブでモーニングティーや油っこい食事の後に利用するとよい。
ベルベーヌ Lippia citriodora クマツヅラ科 レモンバーベナ バーベナ 和名は香水木(コウスイボク) 葉部 精油(シトラール、ゲラニオール、リナロール、ネロール) 鎮静 緩和 胃腸の機能調整 神経緊張、過敏およびそれに伴う抑うつや不眠 消化不良および胃腸の不調 フランスで特に人気のあるハーブティーで、夕食後から就寝までに飲むのに最適。
マシュマロー Althaea officinalis アオイ科 アルテア 和名はウスベニタチアオイ 葉部と根部 粘液質 フラボノイド タンニン 潤滑作用による粘膜の保護と緩和 去痰 利尿 緩下(便通) 胃炎、胃潰瘍、尿道炎およびそれに伴う痛み 気管支炎、喘息、咽頭炎およびそれに伴う痛み 粘液質が傷ついた粘液をおおって刺激から守るとともに修復を促す。
マテ Ilex paraguayensis モチノキ科
葉部 カフェイン マテイン タンニン ビタミン ミネラル(鉄、カルシウムほか) 中枢神経系(脳)機能亢進 利尿 強壮 肉体疲労、集中力の低下など心身の機能低下 コーヒーや茶(緑茶、紅茶、ウーロン茶など)と並んで世界の3大ティーとして知られており、葉を乾燥しただけのグリーンタイプとそれをほうじたローストタイプの2種がある。
マリーゴールド Calendula officinalis キク科 和名はキンセンカ 花部 カロチノイド フラボノイド ステロール サポニン 苦味質 粘液質 消炎 皮膚や粘膜の保護 胃炎、胃潰瘍などの消化器系疾患 月経前症候群 外用(抽出液で湿疹、皮膚炎、擦り傷、静脈瘤、痔疾などに湿布 眼精疲労、ドライアイ、結膜炎の洗顔に) 内服、外服ともジャーマンカモミールとブレンドするとより有効。
マレイン Verbascum thapsus ゴマノハグサ科 和名はビロードモウズイカ 葉部 サポニン 粘液質 フラボノイド 配糖体(アウクビン) 鎮咳 去痰 鎮静 気管支炎、喘息、百日咳などの呼吸器系疾患とそれに伴う不眠 アメリカ大陸の先住民インディオが古くから呼吸器系疾患に用いていたことで知られている。
ラズベリーリーフ Rubus idaeus バラ科 フランボワーズ 和名はヨーロッパキイチゴ 葉部 フラガリン タンニン ビタミンB群・C ミネラル(鉄、カルシウムほか) ペクチン フラボノイド 子宮筋や骨盤の筋肉の調整 収れん 月経前症候群 生理痛 貧血 妊産婦の出産準備のためのハーブティーとして知られている。幼児には下痢止めとして水分補給を兼ねて用いる。また、母乳の栄養価を高め分泌を促す。
ラベンダー Lavandula officinalis シソ科
花部 精油(酢酸リナリル、リナロール) フラボノイド タンニン 鎮静 鎮痙 心身の緊張による不眠 神経性の偏頭痛 ストレス性の高血圧 リンデンとブレンドすると効果的。
リンデン Tilia europaea シナノキ科 ティリヤ ライムフラワー 和名は西洋シナノキ 西洋菩提樹(ボダイジュ) 花部と葉部 精油(ファルネソール) フラボノイド配糖体 サポニン 粘液質 鎮静 緩和 利尿 神経緊張や心身の疲労およびそれに伴う不眠 神経性の偏頭痛 ストレス性の高血圧 浮腫(むくみ) 水分滞留 幼児には落ち着きのないときや寝つきの悪いとき、風邪の諸症状に用いる。ジャーマンカモミール、ペパーミント、ラベンダー、ローズマリーなどと相性が良いのでブレンドしても。
レモングラス Cymbopogon citratus イネ科
葉部 精油(シトラール、シトロネラール、ゲラニオール、リナロール) 消化器系機能調整 中枢神経系(脳)機能調整 心身の疲労およびそれに伴う食欲不振 消化不良 消化を助けるために食前または食後に飲用すると効果的。
ローズ Rosa バラ科
花部 有機酸 タンニン 精油(フェニルエチルアルコール、ゲラニオールほか) 鎮静 緩和 収れん 神経過敏、精神不安、情緒不安およびそれに伴う抑うつ症状 メランコリー 神経性の下痢 不正出血 紅茶10に対してローズ1の割合でブレンドして用いる方法もよい。
ローズヒップ Rosa canina バラ科 ドッグローズ 果実 フラボノイド配糖体(ムルチフロリン) フラボノイド(ルチン) リコピン ビタミンC 緩下(便通) 利尿 ビタミンC補給 強壮 便秘、病中病後の体力低下、生理痛 生理不順、ストレス、タバコ、アルコール過剰による免疫力低下 妊産婦の栄養補給と強壮 レモンの20倍のビタミンCを含有するため"ビタミンCの爆弾″と呼ばれている。各種のハーブとブレンドすると相乗効果が得られる。
ローズマリー Rosmarinus officinalis シソ科
葉部 精油(ピネン、シネオール、カンファー、ボルネオール) フラボノイド(ジオスミン) 中枢神経系(脳)機能亢進 血液循環促進と血管壁強化 肝臓、胆のう、腸の機能亢進 抗酸化老化防止 記憶力や集中力の低下 頭痛 リウマチ体質やボケ防止の目的でリンデンなどとブレンドして用いられる。