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Eggplant and Potato Curry
ナスとジャガイモのカレー

手軽にできて、しかもパワフル!!

調理時間 20

効 果
生活習慣病 敏感肌 脱毛 
慢性疲労 高血圧

このカレーは手間をかけずにできます。ジャガイモとナスのコンビネーションは良く、スパイスが上手にそれぞれの旨味を引きだしてくれます。栄養面でもバランスのとれた一品です。時間のないときだけでなく、食欲のないときや、スタミナをつけたいときにもお勧めできます。お子さんがいる場合には、赤唐辛子の代わりにお好みでリンゴやバナナで甘みを加えてもおいしいですよ。

   
材料(4人分)
  
ナス
中 8
ジャガイモ
中 2〜3
シシトウ
2 (お好みで)
ホールトマト(缶詰)
3/4 缶
  
スパイス▼
ショウガ(千切り)
ひとかけ
ショウガ(すりおろし)
少々
クミン(粒)
小さじ 1/2
ターメリック(粉)
小さじ 1/2
クミン(粉)
小さじ 1
コリアンダー(粉)
小さじ 1
赤唐辛子(粉)
小さじ 1/4 (お好みで)
  
小さじ 1
サラダ油
大さじ 2
  
   
 

How to cook?

 

step 1

ナス、皮をむいたジャガイモを3〜4センチのサイノメ(サイコロ大の角切り)に切る。シシトウはヘタを切り落とす。ホールトマトはスープごとボウルに移し、スプーンの先などで細かくしておく。ショウガ(ひとかけ)は皮をむいて千切りにしておく。

step 2

フライパンにサラダ油を入れ

  強火で熱し、クミン(粒)を入れる。はじけてきたらシシトウを入れる。シシトウに油を絡ませてからジャガイモを入れ、1〜2分炒める。ジャガイモの周囲が透明になってきたら、フタをして中火で2〜3分蒸す。次にナスを入れて軽くかき混ぜたら、フタをして弱火で蒸す。2〜3分蒸したら、千切りにしたショウガ、水1/2カップを加えてフタをし、中火で5分くらい煮込む。

step 3

ターメリック、クミン(粉)、コリアンダー、赤唐辛子、塩、すりおろしたショウガを加える。ホールトマトをスープごと入れて、具が隠れる程度まで水をたす。全体を軽く混ぜ、ひと煮たちしたらフタをして弱火で5〜10分くらい煮込んで、出来上がり。

 

*野菜が煮崩れしないように、注意。そのほうが、盛り付けたときに、きれいだから。ホールトマトの代わりにフレッシュトマトを使うと、酸味が利いた仕上がりに。
 新鮮なトマトを使う場合は、中2個。皮を湯むきして、細かく刻んで使う。好みでトマトピューレを大さじ2杯程度加えても良い。

   
   
 

メモ

ナスの原産地はインド。日本には7〜8世紀に伝えられたようです。いろんな種類のナスが一年中でまわっていますが、本来の旬は夏。でもおいしいのは9月から11月にかけて出回る、太陽をいっぱい浴びた秋ナスです。

日本には「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがあります。ナスは体を冷やすといわれる野菜です。暑い夏ならまだいいのですが、寒くなる時期には控えたほうが良いとする、お嫁さんの体を気遣うお姑さんの思いやりだとか。また、ナスには種が少ないので、子宝に恵まれないことを心配したからとか。でも、秋ナスがあまりにおいしいから、という解釈もあるそうですね。

ナスのほとんどは水分で、栄養価は低いのですが、低カロリー食材でもあります。しかも、いろんな調理が楽しめます。漬物、煮物、焼きナス、炒め物、揚げ物、お浸し、肉詰めなど。インドでもいろんな料理に顔をだす、アレンジしやすい野菜です。

ジャガイモとナスの相性が良い理由は、ジャガイモがナス科の植物だからでしょうか。アンデスが原産地です。16世紀にヨーロッパに伝えられますが、飢餓を救う作物として、急速に普及しました。

日本には江戸時代初期、オランダ人によってもたらされました。ジャガイモが積みこまれたのが「ジャガタラ」(現在のジャカルタ)だったことから、その名がついたとか。「馬鈴薯」(ばれいしょ)ともよばれますが、ジャガイモの形が馬につける鈴に似ていたからとか。

ジャガイモは「大地のりんご」といわれる健康野菜です。主成分は炭水化物ですが、ビタミンC(23mg)とカリウム(450mg)が豊富です。

ジャガイモのビタミンCは、でんぷん質でガードされているため熱に強いのが特徴です。ビタミンCのもつ抗酸化作用は、湿疹などのアレルギー性皮膚炎に効果を発揮するといわれています。良質のタンパク質と一緒にとれば、コラーゲンの合成を助けますから、美肌効果が期待できます。

カリウムの含有量は精白米ご飯の約17倍、食パンの約5倍。「カリウムの王様」といわれています。カリウムには余分なナトリウム(塩分)を体外に運び出し、血圧を下げる働きがあるため、高血圧の人に有効です。

シシトウは正式にはシシトウガラシといいます。ビタミンCやβカロチン、亜鉛、カリウムが比較的多く含まれています。

βカロチンはガン予防に効果があるといわれていますが、抗酸化作用が血液中や細胞膜で発揮されるため、ガン以外の生活習慣病の予防も期待できます。

亜鉛はDNAの合成や骨の発育を助けたり、免疫機能の調整作用や抗酸化作用の活性化を促す働きがあります。また皮膚の過敏症を改善したり、髪を健康に維持したり、脱毛にも効果が期待されるミネラルです。

ジャガイモが「大地のりんご」なら、トマトはイタリアで「黄金のりんご」。黄金に匹敵する価値がある、ということでしょうか。フランスでは「愛のりんご」だとか。原産地は南米・アンデス山脈です。コロンブスの時代には鑑賞用でした。食用とされるのは18世紀に入ってからだそうです。

ヨーロッパには「トマトの時期に、まずい料理はない」ということわざがあります。
旨味成分のグルタミン酸が豊富だからです。トマトを使いさえすれば、どんな料理もトマトが勝手においしくしてくれる、魔法の野菜だというわけです。真っ赤に熟したトマトほど、多く含まれています。

クミンはカレー風味の中心をなすスパイスです。 原産地はエジプト。クミンの粒はクミンシードともいい、調理には油で炒めて、香りをひきだしてから使います。また粉(クミンパウダー)は、調理中や仕上げの段階で加え、独特の香りを楽しみます。

 
   
   
 

●ミラ・メータ プロフィール

インド家庭料理研究家。ムンバイ(ボンベイ)出身。ムンバイ大学で化学を専攻。卒業後、料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日。1984年より、インド家庭料理の店「ビンディ」を東京・南青山に開店。ちなみに「ビンディ」とは、ヒンディ語でヒンズー教徒の女性がおでこにつける印のこと。以来、本場のインド料理の味を紹介し続けている。著書に『はじめてのインド料理』『もっと食べたいインド料理』(共に文化出版局刊)がある。

レシピでご紹介した各種スパイス、インドの食材をお求めになりたい方、また、ミラ・メータさんのインド料理教室へのお問い合わせは、下記までお願いいたします。

「ビンディ」

郵便番号107-0062 東京都港区南青山7-10-10
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