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Tomato Soup
トマトスープ

血行を良くし、胃腸を適度に刺激!!

調理時間 15

効 果
食欲不振 血行促進 老化
生活習慣病 眼精疲労

夏バテしていませんか。今回はトマトを使ったスープの紹介です。ついつい冷たいものばかりを飲食していた体を温めてあげてください。スパイスを効かせることで、血流がよくなり、お腹も温まります。胃腸を適度に刺激しますので、その働きを活発にして、トマトの栄養もしっかり吸収してくれます。

   
材料(4人分)
  
トマトピューレ
大さじ 3
ジャガイモ
1/2
ダイコン
適量(お好みで)
ニンジン
適量(お好みで)
  
スパイス▼
ターメリック(粉)
小さじ 1/4
クミン(粉)
小さじ 1/4
赤唐辛子(粉)
少々
  
3 カップ
少々
  
   
 

How to cook?

 

step 1

ジャガイモの皮をむき、千切りにする(多少、太くても可)。ボウルに水をはり、ジャガイモをいれてアク抜きをする。ダイコン、ニンジンも同じく千切りにする。

 

step 2

鍋に水、千切りにした「Step.1」をいれ、7〜8分くらい強火で煮る。沸騰したら中火にし、塩、スパイスを入れて、さらに5分くらいフタをして煮込む。

step 3

トマトピューレを入れ、強火でひと煮立ちしたら出来上がり。

   コツは沸騰しはじめたら、中火におとしてアクをお玉ですくいとり、あらかたとれたところで火をとめること。沸騰しすぎると、風味がなくなる。

*野菜を入れずに、トマトピューレだけでもよい。辛いのがダメなら、赤唐辛子は入れなくて良い。野菜は好きなもので可。あまり入れすぎないほうが、スープとしておいしく仕上がる。

   
   
 

メモ

トマトはインドでもよく食べられる人気野菜です。日本でも一人が年間で約6kgを消費するそうで、生産量も緑黄色野菜では国内第一とか。食欲のないときには好きな食材を工夫することです。

トマトスープは食欲を増進させるだけでなく、トマトが消化器系のガン予防に有効だというデータがあります。世界で最もトマトを食べるイタリアで行われた疫学調査の結果ですが、トマトの摂取量が多いほど消化器系ガンの発生が少ないことが確認されています。

トマトに含まれるリコピンは、活性酸素を除去し、老化の予防や生活習慣病の予防に効果を発揮します。またリコピンは 悪玉コレステロールの酸化を抑制します。悪玉コレステロールは増えすぎると動脈硬化の原因となるほか、活性酸素などによって酸化させられてさまざまな疾病を引き起こします。この酸化を抑えるのがリコピンです。     

ジャガイモには100g中に30mgの壊れにくいビタミンCが含まれています。イチゴのビタミンCは80mgですが、水で洗うだけで果実から溶け出してしまいます。ジャガイモのビタミンCは熱にも強く、しっかりと体内に届くわけです。また、ビタミンB群は野菜の約2倍。ジャガイモが主食として食べられるというのもうなづけます。

ニンジンといえばカロチン。カロチンの含有量は1位のシソ、2位のパセリにつぐ第3位の野菜だとか。ニンジン80g(中1/2本)で一日の必要量を満たします。その他のビタミン、ミネラル群も少量ですが、人が必要とする大半を含んでいます。また、数値を超えた滋養強壮効果もあり、食材としては大いに食卓に登場させたいものです。原産はアフガニスタン。

生薬の人参(にんじん)とは種類がちがいますが、ニンジンは胃腸の粘膜を強化し、血液を補う働きがあります。病後の静養中、お年寄りや虚弱体質のお子さんは、とくに常食をおすすめします。また、血糖値を下げる成分のあることも最近わかったようです。糖尿病の方も予備軍の方も、積極的に食べると良いでしょう。

クミンはヨーロッパでは古代から薬用として利用されていました。また古代ギリシャでは、食欲のシンボル、中世ヨーロッパでは恋人の心変わりを防ぐとして、戦地に赴く騎士にもたせたり、結婚式で花嫁・花婿のポケットにしのばせる習慣があったようです。インドのカレーやアフリカ北部のクスクス、テキサスのチリコンカンなど各国の個性的な料理で、香りの主役として使われています。

クミンは消化を促進し、胃腸内にガスがたまるのを防ぐ作用があります。またインドやアジアの熱帯地域では、下痢や腹痛の治療薬として、また肝機能を高めるために利用されています。

スパイスを上手に料理に生かして、食欲を刺激しましょう。食べることが、元気になる第一の近道です。体外から栄養を取り込まない限り、人間はエネルギーを体のすみずみにまでいきわたらせることはできないのですから。

 
   
   
 

●ミラ・メータ プロフィール

インド家庭料理研究家。ムンバイ(ボンベイ)出身。ムンバイ大学で化学を専攻。卒業後、料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日。1984年より、インド家庭料理の店「ビンディ」を東京・南青山に開店。ちなみに「ビンディ」とは、ヒンディ語でヒンズー教徒の女性がおでこにつける印のこと。以来、本場のインド料理の味を紹介し続けている。著書に『はじめてのインド料理』『もっと食べたいインド料理』(共に文化出版局刊)がある。

レシピでご紹介した各種スパイス、インドの食材をお求めになりたい方、また、ミラ・メータさんのインド料理教室へのお問い合わせは、下記までお願いいたします。

「ビンディ」

郵便番号107-0062 東京都港区南青山7-10-10
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