トップ > アーユルヴェーダ クッキング   
 
 

Namkin
ナムキン

胃腸の調子を整えてくれる!!

調理時間 15

効 果
血液浄化 胃腸虚弱 美肌
便秘 老化防止

全粒(玄穀)小麦粉とゴマを合わせたスナックは体に良いですよ。ゴマは体を温め、胃腸の調子を整えてくれます。黒コショウを少しいれ、消化を良くしてあります。全粒小麦粉にはビタミンB6、B12も含まれ、またナイアシンも豊富です。消化器系を健康に戻しておくと、カゼをひかなくてすみますよ。

   
材料(4人分)
  
小麦粉
3 カップ
  
スパイス▼
コショウ
少々(黒or白、量はお好みで。入れなくてもよい)
  
サラダ油
大さじ 2
ゴマ
大さじ 2〜3 (白or黒はお好みで。薬効は黒のほうが高い)
小さじ 1
少々
サラダ油 
適量(揚げるとき使用)
  
   
 

How to cook?

 

step 1

ボールに小麦粉、ゴマ、コショウ、塩、サラダオイルを入れ、水を少しずつ加えながら、パイ生地を作るようによくこねる。ゴマは炒って使うが、市販の炒りゴマでも可。

step 2

麺棒を使って、小麦粉をふりかけながら生地を薄くのばしてゆく。麺棒がなければ、ラベルを

  きれいにはがしてよく洗ったワインのビンなどでも代用できる。
 全体が厚さ2ミリくらいになるまでのばす。のばす専用の板などがない場合はまな板上でのばすが、その場合、生地をいくつかのかたまりに分けてのばすとよい。まな板からはみだすようであれば、さらに二つにするなどして工夫を。のばした生地は、ナイフでひし形など、好きな形に切っておく。クッキーの型抜きを利用してもよい。

step 3

天ぷら鍋にサラダ油を入れて180〜190度くらいに熱する。一度にたくさんいれないこと。揚げ

  時間は中火で3〜5分。ゆっくりキツネ色になるように揚げる。少し膨らんできたら油からあげて、油を切る。

*密封式の容器などにいれておくと長持ちします。ゴマはツブツブが気になるようなら、粉状になったものを使うとよい。少し辛めがお好みなら、赤唐辛子のパウダーを入れてもよい。出来上がりに砂糖シロップをかけてかりんとうのように仕上げてもおいしい。その場合は胡椒は入れない。

   
   
 

メモ

スーパーのお菓子コーナーにいくと棚いっぱいにいろんなお菓子が並んでいます。子供にとっては、まさに天国のような場所でしょう。でも、少しでも子供の健康に関心のある親であれば、避けてとおりたい暗黒の地(!?)。健康への不安と、食べたい、食べさせてあげたい欲求とでちょっとヒステリックに子供に八つ当たりなんてこともありますよね。

お菓子は心を豊かにしてくれます。安心して食べられる、食べさせられる、添加物なしの手作りで、我が家のおいしいお菓子の味をお子さんに教えてあげてください。工夫次第で、お酒のおつまみにもなりますよ。

ゴマはおよそ200万年前にはアフリカに自生していたようです。そして古代エジプトから世界に広がり、メソポタミアでゴマの効能が注目されたようです。インダス文明ではアーユルヴェーダにゴマ油が用いられるようになり、また中国最古の医学書にもゴマの効能が記されているそうです。

ゴマに含まれるリグナンという物質が活性酸素を除去する働きがあり、老化や成人病の予防に効果があります。ビタミンC、E、ベータカロチン、ポリフェノールなどが抗酸化作用のある物質として有名ですが、リグナンは抗酸化物質のニューフェイスとして注目を集めています。

ゴマ油もそうですが、ゴマは風味がよく、お菓子にも古くから使われていました。日本では、お菓子の原料となる粉が多少品質が悪くてもゴマを入れることで風味がよくなるため、悪いものを良くするという意味で、「胡麻(ゴマ)菓子」が転じ「誤魔化す」という言葉が生まれたとか。現在では悪い意味で使われることが多いようですね。東北地方のお菓子「南部せんべい」も最初は、飢饉や不作など農作物の被害が多い地方だった関係で小麦の素材が良くなく、「ゴマ」などを混ぜ込んで風味を良くしたようです。

今回のナムキンは、ゴマを「誤魔化し」で使っているわけではありません。念のため。

コショウは香辛料の王様といわれ、生薬でもあります。中国にはインド原産のものが伝わったといわれていますが、コショウはヨーロッパの関心を東洋に向け、大航海時代の幕をあけ、歴史まで動かしたほどです。 ローマ時代にコショウがヨーロッパに紹介されると人々は争ってこれを求めるようになります。 以来1500年、人々はコショウの入手に情熱を傾けたのです。 コショウは、中世には金と同じような価値で取引されたといいますから、その愛され方は相当なものです。えっ、愛はお金では買えない? ごもっとも。

新鮮な肉がいつも食べられるとは限らない当時、肉の保存や、腐りかけた肉の調理、また消化促進にと、コショウは食欲をそそる香りとともに世界中の食卓で愛されたのです。

コショウの辛味成分ペペリンは食欲を増進させ新陳代謝を活発にするとともに、抗菌作用があります。また、血液の循環をよくし、カロリーの消費をうながす作用がありますので、体内を活性化してダイエット効果も期待できます。

コショウの香り成分モノテリペンには脳を活性化する作用があります。仕事や勉強で疲れたとき、オヤツにナムギンなど、ほんのりコショウを効かせたお菓子を食べると、その後の作業で記憶力、集中力が増すようです。

一般に薬用には白コショウが使われます。未成熟の青い果実を摘み取り、日干しにしたものが黒。成熟果実の果皮を取り除いて陰干ししたものが白。辛いのは黒コショウ、香りが良いのは白コショウですね。料理によって使い分けてください。

 
   
   
 

●ミラ・メータ プロフィール

インド家庭料理研究家。ムンバイ(ボンベイ)出身。ムンバイ大学で化学を専攻。卒業後、料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日。1984年より、インド家庭料理の店「ビンディ」を東京・南青山に開店。ちなみに「ビンディ」とは、ヒンディ語でヒンズー教徒の女性がおでこにつける印のこと。以来、本場のインド料理の味を紹介し続けている。著書に『はじめてのインド料理』『もっと食べたいインド料理』(共に文化出版局刊)がある。

レシピでご紹介した各種スパイス、インドの食材をお求めになりたい方、また、ミラ・メータさんのインド料理教室へのお問い合わせは、下記までお願いいたします。

「ビンディ」

郵便番号107-0062 東京都港区南青山7-10-10
TEL 03-3409-8755 FAX 03-3409-8677
E-mail : miramehta@bindi.org
Website : http://www.bindi.org/

※無断複製・転載・放送等はお断りいたします