チャイニーズ・アスパラのハチミツパックがありました      トップに戻る

●美容とダイエット ● 筏丸けいこの突撃レポート「悠久の美を求めて」  第 11 回

 
   

 

 

 

 

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手作りの化粧品レシピは、日々、増大している!!

庭のハーブをつまんで、フェイシャルスチーム。

豚皮ゼラチンでデザートを作りながら、ゼラチンパック。

ハーブティーを飲んだついでに、コットンパックなど。

身近な植物や食べ物をつかって、肌が潤い、水分たっぷり、
美白になるなら、こんないいことはない。 

生涯手作り!!宣言はできないけれど、このさき成分や効果がますます研究されて、手作りの化粧品レシピが進化したら、どんなにうれしいことか。使いやすくて、効果があって・・・。

アロマテラピーや漢方生薬からのアプローチ。インドの伝統医学アーユルヴェーダにもたんまり外用薬のレシピがある。美容ではないが、以前、足の甲を変なふうに捻挫したとき、ターメリックのパウダーとハチミツをまぜて、毎日せっせと湿布して1か月でOK、にっこり。アーユルヴェータのレシピに感謝した。

 
   
   
 

チャイニーズ・アスパラの美白効果

さて、アーユルヴェーダで使われるハーブ、「百人の夫を持つ」という意味のShatavari(シャタバリ)は、漢方生薬でいう「天門冬」のこと。チャイニーズ・アスパラとも呼ばれている。クサスギカズラの塊根で、粘液質やアスパラギン、サポニンなどが含まれている。漢方では、発熱、咳嗽、吐血、口渇、咽喉の腫痛に使われるようだ。一方では、百人の夫を持つというくらいなので、女性の強壮・若返り作用をもつアーユルヴェーダの代表的なハーブだ。

この天門冬=チャイニーズ・アスパラが、中医学の美容法で外用として使われている。
どのような美容効果があるのか、古典書をひもとき、恵明会クリニック院長・山口典秀氏に翻訳してもらった。

「美容効果は、皮膚を養う、美白、髪を黒くする、歯をしっかりさせるなど」。

「臨床応用は、便秘、キフフタク(乾燥など皮膚の状態が悪いときにいい)、美白作用、髪を黒くする作用など」。

「現代の研究では、皮膚の角質を治療する。皮膚の保湿とやわらかさを保持する作用がある」(山口院長いわく、これらは、飲んでなのか、顔につけてなのかは、定かではない)。

「薬理研究は、抗菌作用など」

「『扁平イボ1号』という現代中国のレシピでは、イボに毎日2回ぬってから、3〜5日後にふたたび1日1回塗ると、イボが治る」(院長いわく、こりゃ、ほんとかなあ!?)

イボ取りもだいじですが、チャイニーズ・アスパラの注目したい点は、私の大好きな美白効果である。アナタも当然スキでしょ美白。

 
   
   
 

潤膚悦色白面

さらに、うれしいことにレシピがあった。

「天門転白方」(『百病丹方大全』)

*天門冬、量はこだわらず、蜜と一緒によく混ぜる。寝るときに毎晩、それを塗る。

すると・・・潤膚悦色白面(じゅんぷ・えっしょく・はくめん)と、中国古典書は書いている。これすなわち、「皮膚にうるおいをもたせて、白くする」って意味だそうで。

『白』という字にこめる人の気持ちは、日本も中国もおんなじだ。中国宮廷女性たちも白い肌を求めていたのである。パウダーにして使っていたのだろう。「チャイニーズ・アスパラのハチミツパック」・・・。ちょっといいづらい、早口コトバみたい。
そして、

ハチミツは肌にいいですよね。西洋の植物史上最重要といわれている『ディオスコリデスの薬物誌』(西暦70年頃)にすでに、小麦粉とオキシメル(酢蜜)を混ぜたものは、そばかすを取り除くと、書かれている。

つづく

 

 

 

 

 
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●筏丸けいこ:プロフィール

詩人。1980年代前半から詩をかきはじめる。いっぽうで寄席演芸や大道芸が好きで、「人間ポンプ」「人間美術館」など多数の芸人の取材をする。数年前に健康雑誌で美容取材をしたのがきっかけで、天然の素材をつかった美容に開眼。現在、料理をつくるようにキッチンでクリームやローションをつくっている。また東京都足立区のライブハウスyukotopiaで、マンスリーでさまざまな音楽とのポエトリー・リーディングをしている。詩集『再婚譚とめさん』『あかいパラソルをさしたフランケンシュタイン』『パプリカ・ブリーカー』(ともに思潮社)、著書に『いつもお祭り気分 幇間の世界』(亜紀書房)、『かなしいときは ほかほかごはん』(大和出版)、『試してよかった! 自然美容法』『自然美容法 ここがポイント!』(ともに筑摩書房)など。


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