中国4000年。伝統医学の美容法がやってきた!      トップに戻る

●美容とダイエット ● 筏丸けいこの突撃レポート「悠久の美を求めて」  第 1 回

 
   

 

 

 

 

 
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見た目一瞬の美しさ!! 

一瞬≠ヘ電光石火のごとくやってくる。「おゝ、なぜ、あなたはそんなにうつくしいのでしょう!」。道ですれちがう人、通勤ラッシュに乗りあわせた人たち、会社の同僚やお父さんお母さん、恋人、夫、愛人が驚く。子供や近所の犬のポチまでもが、たぐいまれな美しさにみとれて、頬をそめる。ワ〜〜〜〜ン!

 

 

この一瞬にして、ビビッと伝わる美しさは、上手なメイクや若い人のぴちぴちした肌とは違う。また同じ化粧品が世界中に流通した末のグローバルな美とも違う。前代未聞の美しさのことです。

 

ため息まじりにいいましょう。いったいどうしたらそんなに美しくなれるの!? 化粧品はなにをつかっているの? いつのまにそんなに美しくなったの? つぎつぎと質問したくなる。10の扉、いや、100の扉的質疑応答では間に合わないかも。いままで見たことないわ、こんなに美しいものを!

現代に生きるわれわれには、想像不可能なお手入れがなされているとしたら・・・。

さあ、はじめますよ。その手法・美容法について。ゆっくり、たっぷりと、お話していきますね。

 

 

 

 

 
   
   
 

楊貴妃がやっていた美容法……

それは、ある日、あるときのことです。東京都練馬区・恵明会クリニック院長山口典秀氏がいいました。

楊貴妃がやっていたという美容法、やってみませんか? ほかにも則天武后や西太后などがやっていた伝統的な美容法がたくさんあります、どうです、やってみませんか

楊貴妃がやっていた美容法をこの私が!? ヤブカラボウとはこのことだ。

クレオパトラは牛乳風呂?! 小野小町はヘチマ水?! 美人の代名詞でもある方々の美容法はいつだって魅力的だ。

楊貴妃は玄宗皇帝をメロメロにした妃だ。有名な白楽天の詩「長恨歌」では楊貴妃の美しさについて、天からあたえられた美しさとかひとたび笑えば、その笑う瞳のなんたるあやしさ水の中から、いま咲いたばかりの芙蓉(ハス)の花のように美しいなどとたたえている。そこにおぼれて国政をわすれた玄宗皇帝。しかし楊貴妃が美しかったからこそ歴史にのこる大ロマンスに発展したのだ。

「太平記」(巻第37)でも美女・楊貴妃をほめちぎっている。

<楊貴妃の美しい顔と眉は、もともと生まれつきなので、おしろいや口紅をつけるような、まにあわせの美しさがどうして必要でしょう。そのようなものはいりません。・・・人は、楊貴妃が話すのを聞くだけで心が乱れるだろうし、まして実際にその美しい姿をみた人は、なおさらびびってしまうでしょう。

 

・・・生まれつき容色が美しいのに、さらに黄金や翡翠(ひすい)の羽毛の首飾りをして、いい香りをただよわせて・・・・・・楊貴妃の着物をぬいだようすをみると、白くなんともいえない肌に、蘭の香りのする油をぬってお湯を使うので、そのようすはまるで、藍田(らんでん。美しい石を産出する山の名前)にあたたかな日がさして、あふれる涙のようにお湯がながれ、また日のあたたかさにユレイ(広東の北の高い峰の一つで、梅の名所)の雪がとけて、梅の木々が香りを吐きだしているのではないかと、不思議に思われるほどです>

コホコホ。むせてしまう。こりゃオーバー!? しかし相当なものです。

天性の美しさがありながら、さらなるお手入れをするとは憎い楊貴妃である。いったいどんな美容法をやっていたのでしょう。

 
   
   
  院長・山口氏によると、中国には、中国4000年の伝統医学にもとづいた美容学があるという。山口氏はその古典美容法がびっしりと網羅されているという謎の書物をちらつかせた。数年前、それらの古典美容レシピを現代によみがえらせるべく、奮闘したのだという。

「この美容法をイカダマルさんが実践すれば、日本ではじめてということになるでしょう」

と、院長・山口氏。

植木じゃないけど、お手入れ・美容法は、すればするほど磨きがかかり、しているのと、していないのとでは、月とスッポン以上のひらきがでるだろう。<中国4000年の伝統医学にもとづいた美容法>、もう、やるしかないでしょう。すでに私は<中国4000年の伝統医学にもとづいた美容法〜〜〜効きそう、効きそう、効きそう>と、呪文のように、となえていたのだった。

つづく

 

 

 

 

 
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●筏丸けいこ:プロフィール

詩人。1980年代前半から詩をかきはじめる。いっぽうで寄席演芸や大道芸が好きで、「人間ポンプ」「人間美術館」など多数の芸人の取材をする。数年前に健康雑誌で美容取材をしたのがきっかけで、天然の素材をつかった美容に開眼。現在、料理をつくるようにキッチンでクリームやローションをつくっている。また東京都足立区のライブハウスyukotopiaで、マンスリーでさまざまな音楽とのポエトリー・リーディングをしている。詩集『再婚譚とめさん』『あかいパラソルをさしたフランケンシュタイン』『パプリカ・ブリーカー』(ともに思潮社)、著書に『いつもお祭り気分 幇間の世界』(亜紀書房)、『かなしいときは ほかほかごはん』(大和出版)、『試してよかった! 自然美容法』『自然美容法 ここがポイント!』(ともに筑摩書房)など。


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